金沢の寿司と海鮮|長く愛される名店ガイド10選【2026年版】

金沢の寿司と海鮮(イメージ)

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目次

金沢で食べた寿司が、今年いちばんの贅沢だった

日本海のネタがこんなに違うとは思わなかった。金沢で口にした一貫目ののどぐろ炙りで、わたしたちの「寿司の基準」が完全に書き換えられてしまった。

甘エビ、白エビ、ガスエビ、加能ガニ。北陸でしか出会えないネタが、東京では考えられない価格で並ぶ。しかも回転寿司ですら別次元のクオリティ。夫は「金沢、住めるな」と半分本気でつぶやいていた。

こんなふたりにおすすめ:

  • 寿司好きで、地方の本気のネタに出会いたい
  • 東京の半額以下で極上の魚介を楽しみたい
  • 近江町市場の食べ歩きに興味がある

金沢が「寿司の街」と呼ばれる理由

暖流と寒流がぶつかる日本海は、プランクトンが豊富で魚が脂を蓄えやすい。特に冬の荒波で鍛えられた魚は身が締まって、脂ののりも別格。これが金沢の寿司を支える土台になっている。

1721年に開場した近江町市場は、300年以上にわたって金沢の食を支えてきた。約180軒の店が並び、朝水揚げされたばかりの魚介が店頭にずらりと並ぶ。この鮮度は東京では実現できない。

そしてなにより驚いたのが、回転寿司のレベル。夫と「回転寿司でしょ?」と軽い気持ちで入ったのに、一口食べて顔を見合わせた。これ、東京の中級店を超えてないか、と。

金沢おすすめ寿司・海鮮10選

店名 タイプ 予算 エリア 予約 おすすめネタ
鮨 みつ川 高級寿司 15,000円〜 片町 必須 おまかせの地魚
鮨 志の助 高級寿司 10,000円〜 新竪町 必須 冬のカニ握り
金沢まいもん寿司 本店 回転寿司 3,000円〜 駅西 不要 のどぐろ炙り
もりもり寿し 近江町店 回転寿司 2,500円〜 近江町 不要 三点盛り
廻る寿し ぽん太 回転寿司 2,000円〜 片町 不要 ガスエビ
近江町市場 山さん寿し 海鮮丼 2,000円〜 近江町 不要 近江町海鮮丼
海鮮丼 いちば鮮 海鮮丼 2,500円〜 近江町 不要 のどぐろ丼
割烹 たけし 割烹 8,000円〜 片町 必須 加能ガニ(冬)
居酒屋 いたる 本店 居酒屋 5,000円〜 柿木畠 推奨 刺身盛り合わせ
第7ギョーザの店 餃子 800円〜 もりの里 不要 ホワイト餃子

高級寿司 — カウンターで味わう至福の時間

鮨 みつ川

住所 金沢市片町2-21-19
アクセス 金沢駅からバスで15分「片町」下車徒歩3分
営業時間 17:30〜22:00(昼は不定期営業)
定休日 水曜
予約 電話のみ。2週間前からが確実
予算 おまかせ 15,000〜20,000円

金沢を代表する寿司の名店。大将が目の前で握るおまかせコースは、その日の朝に金沢港で水揚げされた魚介だけで構成される。

わたしたちが座ったのはカウンター端の席。大将が最初に出してくれた「のどぐろの肝ポン酢」の一口目で、夫が黙った。おいしいものを食べたとき、夫は無言になるタイプ。これは期待できる、と思った。

おまかせの流れは、先付から始まって刺身、握りと続く。甘エビ、白エビ、バイ貝の三点盛りは甘みが段違い。のどぐろ炙りは脂がのった身を軽く炙り、塩と柚子だけで仕上げる。東京の名店なら3,000円以上するクオリティが、コースの一環として出てくる贅沢さ。

冬に行くなら加能ガニの握りが加わる。蟹味噌を混ぜたシャリの上に、ほぐした身がたっぷり。これだけで金沢に来た甲斐がある。

鮨 志の助

住所 金沢市新竪町3-21
予算 おまかせ 10,000〜15,000円
予約 電話。みつ川より予約が取りやすい

みつ川と双璧をなす実力派。みつ川よりやや手頃ながら、ネタの鮮度と大将の技は遜色なし。シャリがまろやかで、わたしは個人的にこちらが好き。夫は「みつ川のほうがシャリに力がある」と言っていて、ここは意見が分かれた。

初めての金沢高級寿司なら、比較的予約が取りやすい志の助がおすすめ。特に冬の加能ガニの握りは絶品だった。

みつ川 vs 志の助 — どっちがいい?

鮨 みつ川 鮨 志の助
予算 15,000〜20,000円 10,000〜15,000円
予約難易度 取りにくい 比較的取れる
シャリ しっかりした赤酢系 まろやかな米酢系
得意ネタ のどぐろ炙り 冬のカニ握り
おすすめ 特別な日に 初めての金沢寿司に

回転寿司 — 金沢の回転寿司は別次元

金沢まいもん寿司 本店

住所 金沢市駅西新町3-20-7
アクセス 金沢駅から車で10分
営業時間 11:00〜22:00
予算 2,500〜4,000円

「回転寿司でこのレベル?」と、本気で驚いた店。のどぐろ炙りは1貫約550円。炙った表面の香ばしさと、脂の甘みが口いっぱいに広がる。白エビ軍艦、甘エビ、ガスエビ。北陸のネタが回転寿司価格で食べられる。

夫はのどぐろを2回、ガスエビを3回おかわりして、最終的に15皿以上食べていた。「これで4,000円はおかしい」と興奮気味だった。

おすすめメニュー

メニュー 価格(税込) ひとこと
のどぐろ炙り 550円/1貫 必食。金沢に来たらまずこれ
白エビ軍艦 440円 富山湾の宝石。繊細な甘み
甘エビ 330円 北陸の甘エビは別格
ガスエビ 440円 甘エビより濃厚。夫のイチオシ
三点盛り 770円 日替わりの旬ネタ3種
加能ガニ軍艦(冬季) 880円 冬限定。蟹の旨味が凝縮

ひとつだけ注意。土日は1〜2時間待ちが当たり前。平日11:00の開店直後を狙うのがベスト。店頭の発券機で番号札を取って、SMSで呼び出してもらえるので、近くのイオンで時間を潰すのもあり。

もりもり寿し 近江町店

近江町市場 / 2,000〜3,000円

近江町市場の中にある回転寿司。市場見学のついでに寄れる立地が最大の強み。三点盛り(770円)は日替わりでのどぐろやブリが入ることもあって、これだけでも満足度が高い。わたしたちは市場を一周してから入ったけれど、土日の昼は混むので11:00台がおすすめ。

廻る寿し ぽん太

片町 / 1,500〜2,500円

地元の人に愛される穴場。まいもん寿司ほど観光客が多くなく、落ち着いて食べられるのがいい。ガスエビが特においしくて、甘エビより濃厚でねっとりした旨みがある。夫は「ここのガスエビがいちばん好き」と言っていた。

近江町市場 — 金沢の台所を食べ歩く

所在地 金沢市上近江町50
アクセス 金沢駅からバス10分「武蔵ヶ辻・近江町市場」下車すぐ
営業時間 9:00〜17:00(店舗により異なる)
定休日 水曜休みの店が多い(全店休業ではない)

朝9時に市場に着いたとき、もう活気が溢れていた。鮮魚店の店先には甘エビやガスエビのパックがずらり。500円でその場で食べられるので、ふたりで1パックずつ買って、市場の端で立ち食いした。

わたしたちの食べ歩きルート

1 山さん寿しで海鮮丼 — ネタがこぼれ落ちそうなボリューム。近江町海鮮丼2,200円が看板メニュー
2 鮮魚店で甘エビ・ガスエビの刺身 — 店頭パック売り(500円〜)。その場で食べられる
3 近江町コロッケの甘エビコロッケ — サクサクの衣に甘エビがぎっしり。1個200円
4 フルーツ坂野のカットフルーツ — 季節のフルーツ盛り合わせ。歩き疲れた休憩にちょうどいい
5 大松水産の焼き牡蠣 — 冬は能登牡蠣を目の前で焼いてくれる。1個300円〜

気になったのは、昼12時を過ぎると一気に混雑すること。人気の海鮮丼は30分以上待ちになるし、売り切れも出てくる。午前中の早い時間帯がベスト。あと、水曜は休みの店が多いので避けたほうがいい。わたしたちは知らずに水曜に行きかけて、直前に気づいて予定を変更した。

居酒屋・割烹 — 地酒と楽しむ金沢の夜

居酒屋 いたる 本店

住所 金沢市柿木畠3-8
予算 4,000〜6,000円
予約 推奨(金曜・土曜は必須)

金沢の夜を楽しむなら外せない一軒。近江町市場直送の刺身盛り合わせは、新鮮な魚介が山盛りで出てくる。加賀野菜の天ぷら、治部煮(加賀の郷土料理)も食べておきたい。

夫は地酒の飲み比べに夢中で、手取川、天狗舞、菊姫と3種類を楽しんでいた。「手取川がいちばん好み」とのこと。わたしは治部煮の優しい味に心を奪われた。

割烹 たけし

片町 / 8,000〜15,000円 / 予約必須

冬(11月〜3月)に金沢に行くなら、ここの加能ガニフルコースは体験してほしい。タグ付きの加能ガニ(石川県産ズワイガニのブランド名)を、刺身、焼き、鍋、雑炊と堪能する贅沢な時間。1人15,000円程度で、東京で食べるよりずっと手頃。予約は1ヶ月前から。わたしたちは予約が遅れて、希望日に取れなかった。ここだけは早めに動いたほうがいい。

季節別 — 旬のネタカレンダー

季節 旬のネタ おすすめの食べ方
春(3〜5月) ホタルイカ、サヨリ、桜鯛、メバル ホタルイカの沖漬け、桜鯛の握り
夏(6〜8月) 岩牡蠣、アジ、キス、バイ貝 岩牡蠣の生食、アジの握り
秋(9〜11月) 甘エビ、寒ブリ、サンマ、ガスエビ 寒ブリの刺身・握り
冬(12〜2月) 加能ガニ、のどぐろ、白エビ、寒ブリ 加能ガニフルコース、のどぐろ炙り

ベストシーズンは冬(12〜2月)。加能ガニ、のどぐろ、寒ブリという三大美味が揃い踏みになる。わたしたちは冬と秋に行ったけれど、冬の破壊力は別格だった。ただし寒さも厳しいので、防寒対策はしっかりと。

寿司以外の金沢グルメも見逃さない

料理名 特徴 おすすめ店 予算
治部煮 鶏肉と加賀野菜を煮た上品な郷土料理 いたる / 大友楼 1,500円
金沢おでん 車麩、赤巻、カニ面が特徴 赤玉本店 / 高砂 1,500円
加賀野菜天ぷら 五郎島金時、加賀れんこんなど いたる / 山ノ尾 1,200円
金箔ソフトクリーム 金箔1枚をまるごと乗せた豪華版 箔一 東山店 891円
第7ギョーザ 揚げ焼きの白い餃子。外カリカリ 第7ギョーザの店 800円

金箔ソフトクリームは、正直「映え狙いでしょ?」と思っていた。でも実際に食べてみると、金箔のかすかな食感とソフトクリームの組み合わせが意外とおもしろい。夫は「味は普通のソフトクリーム」と冷静だったけれど、写真は嬉しそうに撮っていた。

金沢寿司食べ歩き 1日モデルコース

9:00 金沢駅着 → バスで近江町市場へ
9:15 近江町市場を散策。甘エビ・ガスエビのパックを食べ歩き
10:00 山さん寿しで海鮮丼ブランチ(行列前の早め入店がコツ)
11:00 近江町コロッケで甘エビコロッケ + カットフルーツ
11:30 ひがし茶屋街散策。箔一で金箔ソフトクリーム
13:00 兼六園 + 金沢21世紀美術館
15:00 にし茶屋街「甘納豆かわむら」で加賀棒茶と甘納豆
16:30 ホテルにチェックイン。少し休憩
18:00 いたる本店で刺身盛り合わせ、治部煮、加賀野菜天ぷらと地酒
20:30 片町エリアで金沢おでん「赤玉本店」のシメ

このコースでわたしたちが使った食費は、ふたりで約15,000円。高級寿司を入れなければ、回転寿司と海鮮丼で1日5,000円程度でも十分楽しめる。

良かったところ

  • ネタの鮮度が段違い — 朝水揚げの魚がそのまま店に並ぶスピード感は、東京にはない
  • 回転寿司のレベルが高い — まいもん寿司ののどぐろ炙りは、東京の回らない寿司屋にも負けていない
  • 価格が良心的 — 高級寿司でも15,000円台。東京なら3万円は覚悟するクオリティ
  • 寿司以外のグルメも充実 — 治部煮、金沢おでん、加賀野菜。一日では食べきれない
  • 近江町市場の食べ歩きが楽しい — 市場の雰囲気だけでもテンションが上がる

気になったところ

  • 人気店の行列が長い — まいもん寿司は土日2時間待ちも。平日推奨
  • 水曜の近江町市場は要注意 — 休みの店が多くて活気が半減する。知らずに行くと後悔する
  • 高級寿司の予約が取りにくい — みつ川は2週間前でも厳しいことがある。早めに電話を

金沢寿司旅の実用Tips

項目 ポイント
予約 高級寿司は2週間前に電話予約。いたるは1週間前
アクセス 北陸新幹線で東京から最短2時間半。小松空港からバス40分
交通 市内はバス1日フリー乗車券(800円)が便利
水曜注意 近江町市場は水曜休みの店が多い
予算 回転寿司 + 海鮮丼で1日5,000円〜。高級寿司入れても15,000円〜
服装 高級寿司はスマートカジュアル。回転寿司・市場はカジュアルでOK
地酒 手取川、天狗舞、菊姫がおすすめ。居酒屋で飲み比べセットも

よくある質問

金沢の回転寿司は本当においしい?

正直、わたしたちも半信半疑で行きました。でも一口食べて確信。日本海直送の新鮮なネタは、東京の中級寿司店に匹敵するレベルです。金沢まいもん寿司ののどぐろ炙りが1貫550円で食べられるのは、金沢だからこそ。

金沢で寿司を食べるベストシーズンは?

冬(12〜2月)がベストです。加能ガニ、のどぐろ、寒ブリの三大美味が揃います。カニは11月6日の漁解禁から3月20日頃まで。秋(9〜11月)もブリが旬でおすすめ。夏は比較的ネタが少ない時期です。

近江町市場のおすすめの時間帯は?

午前中(9:00〜11:00)がベスト。新鮮なネタが揃い、海鮮丼の待ち時間も少ない。昼過ぎは混雑して、人気店は売り切れも。水曜は休みの店が多いので避けたほうがいいです。

高級寿司と回転寿司、どちらがおすすめ?

初めての金沢なら回転寿司(まいもん寿司)で十分感動できます。特別な日なら高級寿司(みつ川 or 志の助)を。わたしたちのおすすめは、昼に回転寿司、夜に高級寿司 or 居酒屋のハシゴです。

レストランを予約する

人気店は予約がおすすめ。サイトによって予約特典が異なります。

まとめ — また行くか? 即答で「行く」

帰りの新幹線の中で、夫が「次はいつ行く?」と聞いてきた。金沢は、東京から2時間半で行ける「寿司の聖地」。のどぐろ、甘エビ、白エビ、ガスエビ、加能ガニ。日本海が育てた宝石のようなネタの数々を、東京では考えられない価格で味わえる。

次は冬の寒ブリの時期に、割烹たけしの加能ガニフルコースを予約してから行こうと思っている。今度こそ、予約は1ヶ月前に入れる。

旅の予約はこちらから

予約サイトによって特典やポイント還元が異なります。比較してみてください。

金沢の海鮮、自宅でも続きを

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金沢の寿司と海鮮(イメージ)

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