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鎌倉で食べたガトーショコラが、ここ最近でいちばん記憶に残るカフェ体験だった。
元銀行の建物で食べるチョコレート。海を見ながらのパンケーキ。古民家で味わうフレンチトースト。鎌倉って、カフェだけで一日が終わる街だと思う。
わたしたちは週末を使って、鎌倉のカフェをひたすら巡った。小町通りのにぎやかなエリアから、長谷の静かな路地裏まで。ふたりで「ここ、良かったね」と話したお店を5つ、まとめて紹介します。
こんなふたりにおすすめ:
- 鎌倉デートでゆっくり過ごせるカフェを探している
- おいしいものを食べながら、のんびりした時間がほしい
- 観光のついでではなく、カフェそのものを目的に行きたい
わたしたちの選んだ基準
鎌倉にはカフェが本当にたくさんある。その中から5つに絞るのは正直むずかしかった。
わたしたちが「ここは紹介したい」と思った基準はシンプルで、ふたりでゆっくり座って過ごせること。
味がおいしいのはもちろんだけど、席の居心地、空間の雰囲気、ふたりで会話が弾む感じ。そういう「時間の質」を大事にして選びました。
テイクアウト専門のお店や、回転率を重視している感じのお店は今回は外しています。あくまで「座って、ゆっくり」が前提です。
1. CHOCOLATE BANK|元銀行で味わうガトーショコラ
ドアを開けた瞬間の非日常感
御成通りを歩いていて、ひときわ重厚な建物が目に入る。旧東日本銀行の跡地をリノベーションしたチョコレート専門のカフェ、CHOCOLATE BANK。
入口に着いた時点で、もうテンションが上がっていた。扉を押して中に入ると、天井の高さにまず驚く。銀行だった頃の面影がそのまま残っていて、古い建物特有の空気感がある。
夫が「これ、映画のセットみたいだね」と小声で言った。たしかに、ふつうのカフェとは空間のスケールがまるで違う。
チョコレートの本気を感じるメニュー
わたしたちが頼んだのはガトーショコラクラシックプレートとチョコラテ。
ガトーショコラは、表面がほんの少しだけパリッとしていて、中はしっとりなめらか。甘すぎない、ちょうどいいビター感。「これはちゃんとしたチョコレートだ」と、ひと口でわかる味だった。
チョコラテは濃厚で、でもくどくない。寒い日だったから、手のひらにカップの温かさが染みた。
入口ではクロワッサンの実演販売もしていて、帰りにひとつ買って食べた。これがまた、サクサクで香ばしくて。夫が「もうひとつ買えばよかった」と帰り道でずっと言っていた。
奥にある金庫室が気になる
店の奥に、銀行時代の金庫をそのまま活かした個室スペースがある。わたしたちが行った時はほかのお客さんが使っていたので入れなかったけど、次は絶対あの金庫室で食べたい。
気になったところ
ひとつだけ。週末はかなり混む。わたしたちは開店直後の8時過ぎに行ったからスムーズだったけど、10時を過ぎたあたりから行列ができていた。ゆっくり過ごしたいなら、朝早めに行くのがいいと思う。
CHOCOLATE BANK 基本情報
| 住所 | 神奈川県鎌倉市御成町11-8 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:00〜18:00(モーニング 8:00〜11:00 / L.O. 10:30)(L.O. 17:30) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
| 予算 | 1,000〜2,000円 |
| アクセス | JR鎌倉駅西口から徒歩約3分(御成通り沿い) |
2. OXYMORON komachi|カレーとレモンケーキの幸せな組み合わせ
カフェなのにカレーが主役
鎌倉のカフェを巡る中で、「ここはちょっと毛色が違うな」と感じたのがOXYMORON komachi。小町通りから少し入った場所にある、カレーと甘いもののお店。
階段を上がって2階の店内に入ると、明るくて風通しのいい空間が広がっていた。窓からの自然光がきれいで、居心地がいい。
エスニックそぼろカリーの衝撃
わたしはエスニックそぼろカリー、夫はチキンカリーを注文。
運ばれてきたお皿を見て、まず見た目に驚いた。カレーの上に大葉やパクチー、ナッツがたっぷり。彩りがきれいで、思わずスマホを取り出してしまった。
ひと口食べて、「これはカレーなのか、何なのか」と真剣に考えた。スパイスの香りは間違いなくカレーなんだけど、和のハーブが効いていて、どこにも分類できない味。夫が黙々と食べていたので「どう?」と聞いたら、「うまい。ちょっと黙って食べさせて」と言われた。
よっぽど気に入ったらしい。
食後のレモンケーキまでが一連の体験
食後に、ふたりでレモンケーキを頼んだ。しっとりした生地にレモンのアイシングがかかっていて、カレーのあとの口直しにぴったり。このカレーからのレモンケーキという流れが、本当によくできている。
わたしは正直、カレーよりレモンケーキの方が印象に残っているかもしれない。夫には内緒だけど。
気になったところ
お昼時はかなり待つ。わたしたちは平日の11時半ごろに着いたけど、すでに何組か並んでいた。予約ができないので、開店直後を狙うか、14時以降の遅めランチがおすすめ。あと、2階なので階段が急なところだけ注意。
OXYMORON komachi 基本情報
| 住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38 2F |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜18:00(L.O. 17:30) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 予算 | 1,000〜2,000円 |
| 電話 | 0467-73-8626 |
3. bills 七里ヶ浜|海とパンケーキ、それだけで十分
テラス席に座った瞬間、言葉を失った
bills 七里ヶ浜は、江ノ電の七里ヶ浜駅から歩いて2分。駅を降りて坂を下ると、すぐに海が見えてくる。
わたしたちはテラス席に案内してもらった。座った瞬間、目の前にぶわっと広がる湘南の海。波の音が近くて、風が少し冷たくて。しばらくふたりとも何も言わなかった。
夫がようやく「…すごいね」とだけ言った。うん、すごかった。ここは景色だけで来る価値がある。
リコッタパンケーキの、あのふわふわ感
注文はもちろん、リコッタパンケーキ。billsに来てこれを頼まない理由がない。
運ばれてきた瞬間、ふわっとした見た目にまずときめく。フォークを入れると、ほとんど抵抗がない。口に入れた瞬間、「これはパンケーキというより、何か別のもの」と思った。リコッタチーズの軽い酸味と、メイプルシロップの甘さが合わさって、ほんとうにやさしい味。
夫はスクランブルエッグのプレートを頼んでいたけど、結局わたしのパンケーキを半分くらい食べていた。「頼めばよかったのに」と言ったら、「両方食べたかったんだよ」と言っていた。そういうとこ、ずるい。
朝の時間帯がいちばんいい
billsは朝7時から開いている。わたしたちが行ったのは平日の朝8時ごろ。この時間帯はまだ空いていて、テラス席も選べた。朝の光に照らされた海は、昼間とはまた違うきらきらした表情をしていて。朝ごはんにこの景色って、ちょっと贅沢すぎると思った。
気になったところ
テラス席は風が強い日はけっこう大変。わたしたちが行った日は穏やかだったからよかったけど、風が強い日はナプキンが飛ぶレベルらしい。あと、週末のお昼は1時間以上待つこともある。テラス席を狙うなら、天気予報を確認して、朝の早い時間に行くのがいいと思う。
それと、鎌倉駅からは少し距離がある。江ノ電に乗って七里ヶ浜駅まで行く必要があるので、小町通り周辺のカフェとはしごするならスケジュールに余裕を持って。
bills 七里ヶ浜 基本情報
| 住所 | 神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-4-11 トライアングル七里ガ浜1F-4 |
|---|---|
| 営業時間 | 月曜 7:00〜17:00(フードL.O. 16:00)/ 火〜日 7:00〜21:00(フードL.O. 20:00) |
| 定休日 | 不定休 |
| 予算 | 1,500〜3,000円 |
| アクセス | 江ノ電 七里ヶ浜駅から徒歩約2分 |
4. Cafe Recette(ルセット)|古民家で食べる究極のフレンチトースト
路地裏にひっそりと
長谷駅から歩いて5分くらい。細い路地を入っていくと、古い一軒家が見えてくる。看板が控えめで、最初は「ここで合ってる?」と夫と顔を見合わせた。
玄関で靴を脱いで上がるスタイル。これだけで、もう他のカフェとは雰囲気がまるで違う。大正時代の建物をリノベーションしているそうで、木の床がきしむ音、天井の高さ、窓から入る柔らかい光。全部が「ここに来てよかった」と思わせてくれる。
フレンチトーストが「究極」と呼ばれる理由
このお店の看板メニューは「究極のフレンチトースト」。高級食パンを一晩たっぷりの卵液に漬け込んでいるらしく、ひと口食べた瞬間に「あ、これは別物だ」とわかった。
表面はカリッと焼けているのに、中はプリンのようにしっとり。甘さはひかえめで、バターの香りがふわっと広がる。夫がひと口食べて、目を閉じて「……うん」とだけ言った。語彙力がなくなるくらい、おいしかったということだと思う。
わたしたちはフレンチトースト3種の食べ比べセットを頼んだ。プレーン、抹茶、季節のフレーバー。どれも方向性が違って、最後まで飽きなかった。個人的には抹茶がいちばん好き。ほろ苦さとフレンチトーストの甘さのバランスが絶妙だった。
靴を脱ぐ、という贅沢
靴を脱いでくつろげるのが、このお店の隠れた魅力だと思う。足をのばして、古民家の空気の中でゆっくりフレンチトーストを食べる。この「家に遊びに来た」みたいな感覚が、ふたりの時間にはすごく合っていた。
夫は食べ終わったあと、しばらくぼーっと窓の外を見ていた。「帰りたくないね」と言ったので、もう一杯コーヒーを追加した。
気になったところ
場所がわかりにくい。細い路地に入っていくので、地図アプリを見ながらでも少し迷った。初めて行く場合は、時間に余裕を持っておいた方がいい。あと、席数が多くないので、土日は待つことを覚悟して。
Cafe Recette(ルセット)基本情報
| 住所 | 神奈川県鎌倉市坂ノ下22-5 |
|---|---|
| 営業時間 | 平日 9:30〜17:00(L.O. 16:00)/ 土日祝 8:30〜17:00(L.O. 16:00) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 予算 | 1,000〜2,000円 |
| アクセス | 江ノ電 長谷駅から徒歩約5分 |
5. カフェ ヴィヴモン ディモンシュ|鎌倉カフェの原点
1994年から続く、この空気感
小町通りからすぐの場所にある、自家焙煎コーヒーの老舗。1994年のオープンから30年以上、鎌倉のカフェ文化を見守ってきたお店。
店内に入ると、ボサノバが静かに流れていた。おしゃれすぎない、でもちゃんとこだわりが感じられる内装。木のテーブルと椅子、壁に飾られたアートワーク。「喫茶店とカフェの間」みたいな、ちょうどいい空気感がある。
わたしたちが座ったのは窓際の席。外を歩く人をぼんやり眺めながら、コーヒーが来るのを待った。この「待つ時間」すら心地いいお店って、そうそうない。
コーヒーが、本当においしい
このお店の核は、やっぱりコーヒー。店主が自ら南米で買い付けた豆を、お店で焙煎している。
わたしはカプチーノ、夫は中深煎りのブレンドを注文。カプチーノは泡がきめ細かくて、口に含んだ瞬間にコーヒーの香りがふわっと鼻に抜ける。夫のブレンドをひと口もらったら、深みがあるのに後味がすっきりしていて驚いた。
夫は「ここのコーヒーは、コーヒーだけで完成してるね」と言っていた。スイーツがなくても満足できる、そういうコーヒー。
かき氷の季節にもう一度
メニューを見ていたら、夏季限定のかき氷もあるらしい。わたしたちが行ったのは秋だったので食べられなかったけど、夫が「夏にもう一回来よう」と言い出した。コーヒー屋さんのかき氷って、なんだか気になる。
コーヒーと一緒にオムライスも頼んだ。ケチャップライスに薄焼き卵がかかったクラシックなスタイル。懐かしくて、やさしい味だった。こういうシンプルなメニューがおいしいお店は、信頼できると思う。
気になったところ
駐車場がないので、車で行く場合は近くのコインパーキングを探す必要がある。鎌倉駅周辺の駐車場は週末だと満車のことも多いので、電車で行くのが無難。あと、水曜と木曜が定休日なので、曜日は事前にチェックしておいて。
予約もできないので、人気の時間帯は並ぶ覚悟で。わたしたちは14時ごろに行ったら、15分くらい待った。
カフェ ヴィヴモン ディモンシュ 基本情報
| 住所 | 神奈川県鎌倉市小町2-1-5 桜井ビル1F |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜18:00(L.O. 17:30) |
| 定休日 | 水曜日・木曜日 |
| 予算 | 1,000〜2,000円 |
| アクセス | JR鎌倉駅東口から徒歩約3分 |
5つのカフェを巡ってみて
良かったところ
- どのお店も「ゆっくりしていいよ」という空気があった。回転率を急かす感じがなく、ふたりの時間を大事にできた
- 5つとも、方向性がまったく違う。チョコレート、カレー、パンケーキ、フレンチトースト、コーヒー。「鎌倉カフェ」とひとくくりにできない個性がある
- どのお店も「もう一回行きたい」と思えた。一度行って満足、ではなく、季節を変えてまた行きたくなる
- 鎌倉駅から歩ける範囲に集まっている(billsを除く)。カフェ巡りのプランが立てやすい
気になったところ
- 週末はどこも混む。特にOXYMORONとbillsは待ち時間を覚悟して。平日に行けるなら平日がいい
- 予約できないお店が多い。5つのうち、予約可能なお店はほぼない。時間に余裕を持ったスケジュールが必要
- billsだけ鎌倉駅から離れている。江ノ電移動が必要なので、他のカフェとのはしごには少し計画がいる
わたしたちのおすすめの巡り方
もし1日で複数のカフェを巡るなら、わたしたちのおすすめはこんなプラン。
朝:bills 七里ヶ浜でモーニング(朝7〜8時が狙い目)
昼前:江ノ電で鎌倉駅に戻り、OXYMORON komachiでカレーランチ
午後:ヴィヴモン ディモンシュでコーヒー休憩、またはCHOCOLATE BANKでチョコレート
別日:長谷方面に足をのばして、Cafe Recetteでゆっくりフレンチトースト
全部を1日に詰め込むとさすがにお腹がはちきれるので、2回に分けるのが現実的かもしれない。わたしたちは2日間かけて巡ったけど、それでもおなかいっぱいだった。
まとめ|鎌倉は「カフェを目的に行く街」
鎌倉って、お寺や海のイメージが強いと思う。でもわたしたちにとっては「カフェの街」。
元銀行で食べるチョコレートの非日常感。スパイスの効いたカレーのあとのレモンケーキ。海を見ながらのふわふわパンケーキ。古民家でくつろぎながらのフレンチトースト。ボサノバを聴きながらの一杯のコーヒー。
どれも「ここでしか味わえない時間」だった。
帰りの電車の中で、夫が「次はどこのカフェに行く?」と聞いてきた。鎌倉にはまだまだ気になるお店がある。たぶん、何度行っても新しい発見がある街なんだと思う。
週末のふたりの時間に、鎌倉カフェ巡り。かなりおすすめです。
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