金沢おでんの名店6選|夫婦で巡る夜の居酒屋ガイド

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金沢の夜ごはん、どこにしよう。

のどぐろ、お寿司、加賀料理。どれも気になるけれど、わたしたちが一番ハマったのは「金沢おでん」だった。

出汁がしみた車麩、ぷりっとした梅貝、ふわふわのバイ貝。どれも初めて出会う味ばかりで、夫と「これ、毎晩でもいいね」と顔を見合わせた。

この記事では、わたしたちが実際に足を運んだ金沢おでんの名店を6軒まとめました。片町エリアから金沢駅まで、夫婦で歩いて巡れるお店ばかりです。

こんなふたりにおすすめ:

  • 金沢旅行の夜ごはんに迷っている
  • ふたりで気軽に入れる居酒屋を探している
  • 「金沢おでん」を初めて食べてみたい
目次

そもそも金沢おでんって?ふつうのおでんと何がちがうの

正直に言うと、わたしたちも金沢に行くまで「おでんはおでんでしょ」と思っていた。

ぜんぜん違った。

まず、出汁のやさしさに驚く。かつお節と昆布をベースにした澄んだスープは、見た目も味もびっくりするほど上品。関東のおでんのような醤油の濃さがなくて、素材そのものの味が引き立つ。

そして、金沢ならではのおでん種がたくさんある。車麩、バイ貝、梅貝、赤巻き、ふかし。聞き慣れないものばかりだけど、どれも一口食べれば「なるほど、これか」と腹落ちする。

夫は車麩の虜になった。出汁をたっぷり吸った車麩を箸で持ち上げると、じゅわっと黄金色のスープがあふれ出す。「これ、お麩なのに肉より満足感ある」と、毎回かならず頼んでいた。

わたしはバイ貝と梅貝にハマった。コリっとした食感のあとに、貝の旨みがふわっと広がる。日本酒との相性がよくて、ついつい杯が進んでしまう。

もうひとつ、金沢おでんのいいところ。年中食べられること。東京だと冬の食べものというイメージだけど、金沢では一年をとおして出しているお店が多い。真夏にエアコンの効いたカウンターで食べるおでんも、じつはかなりいい。

金沢おでんを食べ歩くならこのエリア

金沢おでんの名店は、大きく分けてふたつのエリアに集まっている。

片町・香林坊エリア

金沢の繁華街ど真ん中。おでん屋がとくに密集しているのがこのあたり。赤玉本店、三幸、菊一、高砂と、名店がずらりと並ぶ。はしご酒をするにも便利で、わたしたちは1泊の間に2軒はしごした。

21世紀美術館やひがし茶屋街を観光してから向かうと、ちょうど夕方の開店時間に合う。

金沢駅エリア

新幹線に乗る前に「もう一杯だけ」と寄れるのが駅ナカのお店。百番街あんとの中にある黒百合は、旅の締めくくりにぴったり。

わたしたちは最終日、チェックアウト後に荷物をコインロッカーに預けて、お昼から黒百合に行った。昼飲みおでんは最高の贅沢だった。

赤玉本店|金沢おでんの代名詞。1927年創業の老舗

金沢おでんといえば、まずこのお店の名前が出てくる。1927年(昭和2年)創業の赤玉本店は、片町のスクランブル交差点からすぐの場所にある。

わたしたちが到着したのは平日の18時ごろ。すでに1階のカウンターは満席で、2階の座敷に通された。

「まずは何を頼む?」と夫に聞いたら、メニューも見ずに「車麩」と即答。ここの車麩は分厚くて、出汁をこれでもかと含んでいる。箸を入れた瞬間にじゅわっとスープがあふれて、夫が「うまい」とだけつぶやいた。言葉少なになるくらい、おいしい。

わたしが気に入ったのはバイ貝。ほどよい弾力と磯の香りが、まるで海を丸ごと食べているみたい。殻からくるっと取り出す作業も楽しくて、ひとり3個は食べた。

出汁は澄んだきれいな色。あっさりしているのに奥行きがあって、最後の一滴まで飲み干したくなる。夫は実際に飲み干していた。

赤玉本店はおでん以外のメニューも豊富で、金沢の郷土料理がひととおり揃っている。どじょうの蒲焼きや治部煮もあるので、おでんだけじゃ足りないふたりも安心。

赤玉本店のここがよかった

  • 出汁のやさしさと深みが格別。金沢おでんの王道を体感できる
  • メニューが豊富で、おでん以外の金沢名物も楽しめる
  • 2階の座敷はゆったりしていて、ふたりでくつろげる

赤玉本店のここが気になった

  • 人気店なので待ち時間がある。とくに週末は18時前に行くのがおすすめ
  • 1階カウンターで大鍋を眺めながら食べたかったけれど、混雑時は選べない

赤玉本店の基本情報

店名 赤玉本店
住所 石川県金沢市片町2-21-2
アクセス 北鉄バス「片町」バス停から徒歩1分
営業時間 12:00〜23:00(L.O. 22:15)
定休日 無休
予算の目安 ふたりで4,000〜6,000円(お酒含む)
予約 可(電話)

おでん居酒屋 三幸|常連に愛される、あたたかい一軒

片町の路地を少し入ったところにある三幸(さんこう)は、観光客だけでなく地元のひとにも長く愛されているお店。

わたしたちが暖簾をくぐったとき、カウンターには常連らしいおじさんがひとり。大将と楽しそうに話していた。「こんばんは」と声をかけてもらって、ちょっとうれしくなった。

三幸のおでんは、赤玉本店よりもさらにやさしい味わいだとわたしは感じた。出汁がとにかくまろやかで、ひと口目の印象は「やさしい」のひとことに尽きる。

ここで初めて「ふかし」を食べた。さつまあげに似ているけれど、もっとふわっとした食感。夫が「これなんだろう?」と首をかしげながら食べていたので、大将に聞いてみたら「金沢のふかしだよ」と教えてくれた。白身魚のすり身を蒸したもので、ほんのり甘みがある。

おでん以外にも、刺身の盛り合わせがよかった。甘えびとのどぐろのお刺身は、さすが北陸。鮮度がちがう。のどぐろの脂のとろけ具合に、夫が「これだけで金沢に来た甲斐がある」とうなっていた。

お酒は地酒の品揃えが充実している。手取川や天狗舞など石川の銘酒がそろっていて、おでんとの相性を楽しめる。わたしは手取川の純米をぬる燗で。おでんの出汁のやさしさに、ぬる燗がよく合う。

三幸のここがよかった

  • 大将の人柄がいい。初めてでも居心地がいいカウンター
  • 出汁がとにかくまろやか。やさしい味が好きなひとに推したい
  • 刺身のクオリティが高く、おでん以外も満足度が高い

三幸のここが気になった

  • 席数が少ないので、タイミングによっては入れないことも
  • 場所がわかりにくい。片町の路地に入るので、地図をしっかり確認してから向かうといい

三幸の基本情報

店名 おでん居酒屋 三幸
住所 石川県金沢市片町1-10-3
アクセス 北鉄バス「片町」バス停から徒歩3分
営業時間 17:00〜23:00
定休日 日曜日
予算の目安 ふたりで4,000〜5,000円(お酒含む)
予約 可(電話)

菊一|カウンター7席。静かに味わう大人のおでん

三幸からほど近い場所にある菊一は、カウンター7席だけの小さなお店。入った瞬間、空気がしんと落ち着いていて、「ここはちょっと特別な場所だな」と直感した。

目の前に並ぶおでん鍋がきれいだった。出汁は透きとおっていて、具材が整然と並んでいる。料理のことはよくわからないけれど、「丁寧な仕事ってこういうことか」と思わせる美しさがある。

菊一の出汁は、赤玉や三幸とはまた違う。すっきりと澄んでいて、品がいい。上品、という言葉がしっくりくる。大根を一口食べたとき、中まで出汁がしっかり染みているのに、大根自体の甘みもちゃんと残っていて感動した。

ここで食べた梅貝が、この旅でいちばん印象に残っている。コリコリとした歯ごたえのあと、貝の旨みがじんわり広がる。日本酒をひと口含むと、口のなかで味が重なって「あぁ、しあわせだな」と思った。

夫は卵にいちばん感動していた。「ただのゆで卵だろ」と舐めてかかっていたのに、ひと口食べて無言になった。黄身の中心までしっかり出汁の風味が行きわたっていて、コンビニおでんの卵とはまるで別物。「今まで食べたおでんの卵で、いちばんうまい」と断言していた。

お酒は大将に相性のいいものを聞くのがおすすめ。わたしたちは加賀鳶をすすめてもらったけれど、きりっとした味わいがおでんの上品な出汁とよく合った。

菊一のここがよかった

  • 出汁の上品さは6軒のなかでいちばん。静かに味わいたい夜に最適
  • ひとつひとつの具材に丁寧な仕事が光る。卵や大根といった定番が感動もの
  • カウンターだけの空間が、ふたりの時間を特別にしてくれる

菊一のここが気になった

  • 7席しかないので、予約なしだとかなり厳しい。必ず電話してから行ってほしい
  • ワイワイした雰囲気を求めるなら、ここじゃない。しっぽり飲みたいふたり向け

菊一の基本情報

店名 菊一
住所 石川県金沢市片町2-1-23
アクセス 北鉄バス「片町」バス停から徒歩2分
営業時間 17:00〜23:00
定休日 日曜日
予算の目安 ふたりで5,000〜7,000円(お酒含む)
予約 強くおすすめ(電話)

おでん 高砂|地元のひとでにぎわう、飾らない名店

片町エリアをうろうろしていたとき、地元のひとで賑わっているお店を見つけた。それが高砂だった。

暖簾をくぐると、カウンターにはスーツ姿のサラリーマンやご夫婦、ひとり飲みの女性。みんなおでんをつまみながらお酒を楽しんでいる。「いいお店って、こういうところだよね」と夫がぼそっと言った。

高砂のおでんは、ひとことで言うと「家庭的」。お母さんが作ってくれたおでんの延長線上にある味で、でも家庭では出せない深みがある。長年継ぎ足してきた出汁の蓄積が、このやさしくて力強い味を作っているんだと思う。

わたしが高砂で感動したのは、赤巻。かまぼこの一種なんだけど、ピンク色の渦巻きがかわいい。見た目に反して食感はしっかりしていて、噛むほどに出汁の旨みが染み出してくる。金沢おでんでしか出会えない具材だから、ぜひ試してほしい。

夫はここでも車麩を頼んでいたけれど、意外にも気に入ったのはロールキャベツ。「おでんにロールキャベツ?」と首をかしげていたのに、食べたら「なんで今までおでんにロールキャベツ入れなかったんだろう」と手のひらを返していた。出汁を吸ったキャベツの甘みと、中のひき肉のジューシーさがたまらない。

高砂はお通しに小鉢が出てくるのもうれしいポイント。この日はひじきの煮物だった。素朴だけど丁寧な味で、ここのお店の誠実さが伝わってくる。

高砂のここがよかった

  • 飾らない雰囲気。初めてでも常連の輪に入りやすい居心地のよさ
  • 赤巻やロールキャベツなど、ほかの店では出会いにくい具材が楽しめる
  • 出汁のやさしさと力強さのバランスがいい

高砂のここが気になった

  • 席数がそこまで多くないので、ピーク時は少し待つこともある
  • メニュー表がなく口頭注文のスタイル。おでん鍋を見ながら指差しで頼めるけれど、初めてだとちょっとドキドキする

高砂の基本情報

店名 おでん 高砂
住所 石川県金沢市片町1-3-29
アクセス 北鉄バス「片町」バス停から徒歩2分
営業時間 16:00〜22:30
定休日 日曜日
予算の目安 ふたりで3,500〜5,000円(お酒含む)
予約 不可(先着順)

黒百合|金沢駅ナカの人気店。旅の締めくくりに

金沢駅の百番街あんとの中にある黒百合は、駅ナカとは思えないクオリティの金沢おでんが食べられるお店。

わたしたちは旅の最終日、新幹線まで時間があったのでお昼から訪れた。11時の開店直後だったのに、すでに数組のお客さんが。人気のほどがうかがえる。

駅ナカだからと正直あまり期待していなかったのだけれど、いい意味で裏切られた。出汁はしっかりと深みがあるし、具材もひとつひとつ丁寧に仕込まれている。片町の名店と比べてもまったく遜色ない。

ここで初めて「カニ面」を食べた。ズワイガニの甲羅にカニの身と内子・外子を詰めたもので、冬の金沢おでんの名物。甲羅ごとおでん鍋に沈めて温めてあり、蓋を開けるとカニの香りがふわっと立ちのぼる。身はほぐれやすくて、出汁とカニの旨みが混ざり合う味わいがたまらない。

夫は「これが駅ナカで食べられるの、すごくない?」を3回くらい言っていた。

お酒を飲まなくても楽しめるのが黒百合のいいところ。おでんとご飯、お味噌汁の定食もあるので、お昼ごはんとしても使いやすい。じつはこの定食がかなり満足度が高くて、夫は「夜も来たかった」とつぶやいていた。

帰りの新幹線に乗る前の時間つぶしに、くらいの気持ちで行ったのに、気づけば1時間半もゆっくりしていた。旅の最後にいい思い出ができた。

黒百合のここがよかった

  • 金沢駅直結で、荷物が多くてもアクセスしやすい
  • 駅ナカなのにクオリティが高い。片町に行く時間がないひとにもおすすめ
  • おでん定食があるので、お昼ごはんとしても使いやすい
  • 冬季限定のカニ面は、ここで食べる価値がある

黒百合のここが気になった

  • ピーク時間はかなり並ぶ。とくに12時〜13時のランチタイムは混雑する
  • 片町の老舗に比べると、雰囲気はどうしても「駅ナカ感」がある。しっぽり飲みたいなら片町のお店をおすすめしたい

黒百合の基本情報

店名 おでん 黒百合
住所 石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと内
アクセス JR金沢駅直結(百番街あんと内)
営業時間 11:00〜22:00(L.O. 21:30)
定休日 不定休(百番街に準ずる)
予算の目安 ふたりで3,000〜5,000円(お酒含む)
予約 不可

おでん 若葉|昭和の空気をまとった、はしご酒の締めにぴったりの一軒

片町で2軒目、3軒目に行きたいとき。あるいは、夜の金沢をたっぷり楽しんだあとの締めに。若葉は昭和の雰囲気を色濃く残すおでん屋で、はしご酒派のわたしたちにはありがたい存在だった。

赤玉本店で食べたあと、「もう少し飲みたいね」とふたりで片町を歩いていて見つけたのがこのお店。入口は小さくて、知らなければ通り過ぎてしまいそう。

若葉のおでんは、ほかの店と比べるとやや甘めの出汁が特徴だった。みりんを効かせているのか、ほんのりとした甘さがあって、お酒を飲んだあとの胃にやさしい。

ここで食べた牛すじが絶品だった。とろっとろに煮込まれていて、箸で触れただけでほどける。夫が「牛すじってこんなにやわらかくなるもんなんだ」と感心していた。コラーゲンたっぷりで、翌朝のお肌に期待してしまう。

大将のおすすめで頼んだ焼きおにぎりも良かった。おでんの出汁をかけてお茶漬け風にして食べるスタイルで、これが締めに最高。かりっと焼かれたおにぎりに、あの上品な出汁がじんわり染みこんでいく。

若葉の魅力は、気取らない空気感にもある。大将とお客さんの距離が近くて、カウンターでぽつぽつと会話が生まれる。わたしたちも隣のお客さんに「どこから来たの?」と話しかけられて、おすすめのお店を教えてもらった。旅先でのこういう出会いが、じつはいちばんの思い出になったりする。

若葉のここがよかった

  • 昭和レトロな雰囲気が心地いい。金沢の夜の空気にぴったり
  • 牛すじのとろける食感が忘れられない
  • 出汁茶漬けの締めが最高。お酒のあとの胃にやさしい
  • 大将と常連さんの距離が近く、旅先ならではの交流が楽しめる

若葉のここが気になった

  • 入口が小さくて見つけにくい。地図を確認してから向かうのがおすすめ
  • 席数が少ないので、タイミングによっては入れないことも

若葉の基本情報

店名 おでん 若葉
住所 石川県金沢市片町1-11-16
アクセス 北鉄バス「片町」バス停から徒歩3分
営業時間 17:00〜23:00
定休日 日曜日
予算の目安 ふたりで3,000〜5,000円(お酒含む)
予約 可(電話)

6軒を食べ比べてわかった、わたしたちなりの選び方

6軒のおでん屋を巡ってみて、金沢おでんは「お店によって個性がぜんぜん違う」ということがよくわかった。出汁の味、おでん種のラインナップ、お店の雰囲気。どこも金沢おでんだけど、同じではない。

せっかくなので、わたしたちなりのシーン別おすすめをまとめてみた。

初めての金沢おでんなら → 赤玉本店

迷ったらまずここ。メニューが豊富で、金沢おでんのスタンダードをひととおり味わえる。お店も広いので、ふたりでゆっくり楽しめる。

しっぽりした夜を過ごしたいなら → 菊一

カウンター7席の静かな空間で、上品な出汁をじっくり味わう。記念日や特別な夜にもいい。ただし予約は必須。

地元の空気を感じたいなら → 三幸 or 高砂

大将との会話を楽しみながら飲む、昔ながらの金沢の居酒屋体験。飾らない雰囲気が心地いい。どちらに行っても後悔しないけれど、出汁の好みで選ぶなら、まろやか派は三幸、力強い派は高砂。

時間がないけど金沢おでんは食べたいなら → 黒百合

金沢駅直結でアクセス抜群。新幹線の前にさくっと立ち寄れる。定食もあるのでお昼にも使える。

はしご酒の締めに → 若葉

昭和レトロな空気のなかで、出汁茶漬けで締められる。2軒目にちょうどいい。

金沢おでんを楽しむための小さなコツ

6軒を巡るなかで、いくつか気づいたことがある。これから金沢おでんを食べに行くふたりに、参考になれば。

早めの時間に動く

人気店は18時を過ぎるとあっという間に満席になる。とくに週末は17時台に行くのがおすすめ。わたしたちは初日に18時半で赤玉本店に行って待ちが発生したので、翌日から17時台スタートに切り替えた。

2軒はしごがちょうどいい

金沢おでんは1軒で満腹になるほどのボリュームではない。むしろ、いろいろなお店の味を食べ比べるのが楽しい。わたしたちは1軒目でおでんとお酒、2軒目でまたおでんとお酒、というペースで回った。ふたりで3,000〜5,000円くらいのお店が多いから、2軒行っても1万円以内で収まることが多い。

金沢ならではの具材を試す

車麩、バイ貝、梅貝、赤巻き、ふかし、カニ面(冬季)。これらは金沢でしか出会えないおでん種。初めてのお店ではまず「金沢らしいもの」を注文するのがおすすめ。大根や卵は2軒目以降に回しても遅くない。

日本酒は地酒を

金沢おでんに合わせるお酒は、やっぱり石川の地酒。手取川、天狗舞、加賀鳶、菊姫。どのお店にも地酒が揃っているから、大将に「おでんに合うのは?」と聞いてみてほしい。わたしたちはいつも「おすすめを1合」とお願いしていた。はずれたことがない。

カニ面は冬に行くべし

金沢おでんのスーパースター、カニ面が食べられるのは11月〜1月ごろ。この時期に金沢を訪れるなら、必ず食べてほしい。黒百合でも赤玉本店でも扱っている。わたしたちは12月に訪れて、黒百合で初めてカニ面に出会って衝撃を受けた。

金沢おでん食べ歩きのモデルコース

わたしたちが実際に歩いたルートをもとに、夫婦ふたりのモデルコースを紹介します。

【夕方スタート】片町おでんはしごコース

17:00 赤玉本店でスタート。車麩、バイ貝、大根をまず注文。ビールで乾杯
18:30 赤玉本店を出て、片町の路地を散歩
19:00 三幸 or 菊一で2軒目。地酒に切り替えて、ふかしや梅貝を
20:30 片町のバーで食後の一杯(お好みで)

【最終日】金沢駅おでんランチコース

10:00 ホテルチェックアウト。荷物をコインロッカーに預ける
11:00 黒百合で開店直後のおでんランチ。カニ面があったら迷わず注文
12:30 百番街でお土産を物色。金沢おでんのレトルトパックもおすすめ
14:00 新幹線で帰路へ

わたしたちは実際にこのスケジュールで動いたけれど、どちらもちょうどいい時間配分だった。片町コースは2軒はしごで合計7,000〜8,000円くらい。お酒をたくさん飲むふたりは、もう少しかかるかもしれない。

レストランを予約する

人気店は予約がおすすめ。サイトによって予約特典が異なります。

予算の目安まとめ

参考までに、わたしたちが実際に使った金額をまとめておく。

お店 ふたりの予算(お酒含む) ひとことメモ
赤玉本店 約5,500円 おでん7品+郷土料理+ビール&日本酒
三幸 約4,500円 おでん5品+刺身+日本酒2合
菊一 約6,000円 おでん6品+日本酒3合
高砂 約4,000円 おでん5品+ビール&日本酒
黒百合 約3,500円 おでん定食+カニ面+ビール
若葉 約4,000円 おでん4品+出汁茶漬け+日本酒

金沢おでんは1品200〜500円くらいのものが多いので、お酒を飲んでもふたりで5,000円前後に収まることが多い。カニ面だけは1,500〜2,000円くらいするけれど、それだけの価値はある。

金沢おでんの夜を、ふたりで

金沢の夜ごはんに迷ったら、おでんにしてほしい。

のどぐろもお寿司も加賀料理もすばらしいけれど、カウンターに座って出汁のいい香りに包まれながら、ふたりでちびちびお酒を飲む時間は、それとはまた違う幸せがある。

わたしたちは3泊4日の金沢旅行で、4夜のうち3夜をおでん屋で過ごした。ちょっとやりすぎかもしれないけれど、夫は「全然飽きなかった。むしろ毎晩行きたい」と言っていたし、わたしもまったく同感。

お店によって出汁の味が違うし、おでん種のラインナップも異なる。大将の人柄やお店の雰囲気もそれぞれで、同じ「金沢おでん」なのに毎回新しい発見がある。

帰りの新幹線の中で、夫と「次はいつ行く?」と話していた。次こそは冬に行って、全店舗でカニ面を制覇したい。

金沢おでんの夜は、ふたりの距離をもう少しだけ縮めてくれる。

そんな気がしている。

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予約サイトによって特典やポイント還元が異なります。比較してみてください。

金沢の食材、自宅の食卓にも

記事で紹介した金沢おでんの味、自宅で楽しみたいときはAmazonで車麩や加賀野菜などの食材をお取り寄せできます。わたしたちも金沢から帰ったあと「あの出汁の感じ、もう一回」と話して、ふだんの食卓に取り入れることが増えました。北陸の味が気になる方は覗いてみてください。

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