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一言で言うと、「静けさ」が最大のぜいたくだったホテルだった。
奈良のラグジュアリーホテルって、正直なところピンとこなかった。京都や大阪のほうがホテル選びの選択肢は多いし、奈良は日帰りで十分というイメージがずっとあった。
でも、JWマリオット・ホテル奈良で一泊して、その考えはきれいに覆された。ここは「泊まるために奈良に行く」価値のあるホテルだと思う。
京都のホテルにありがちな「観光の疲れを癒す場所」ではなくて、ホテルそのものが目的になる。そういう滞在がしたいふたりには、ぜひ知ってほしい。
こんなふたりにおすすめ:
- 観光よりもホテルでゆっくり過ごしたい
- エグゼクティブラウンジのあるホテルが好き
- 関西圏で、京都・大阪とはちがう静けさを求めている
アクセス・JWマリオット奈良への行き方
JWマリオット・ホテル奈良があるのは、奈良市三条大路。近鉄奈良駅やJR奈良駅からは少し離れていて、車かタクシーでのアクセスが基本になる。
わたしたちはJR奈良駅からタクシーで向かった。所要時間は10分ほど。料金は1,000円ちょっとだったと思う。駅のタクシー乗り場から「JWマリオット」と伝えるだけで通じた。奈良では知名度の高いホテルらしい。
タクシーの窓から見える奈良の街並みは、京都ともまたちがう穏やかさがあった。交通量が少なくて、のんびりした空気が流れている。「奈良って、こんなに静かなんだね」と夫がつぶやいた。
奈良県コンベンションセンターに隣接しているから、ホテルまわりはとても静か。繁華街のにぎやかさとは無縁のロケーションで、到着した瞬間から「ここは別世界だな」と感じた。
近鉄新大宮駅から歩くこともできて、徒歩だと15分くらい。ただ、荷物があるとちょっと大変かもしれない。わたしたちは帰りに試しに歩いてみたけれど、平坦な道なので天気がよければ散歩がてら歩くのも悪くなかった。
車で行く場合は、ホテルの駐車場が利用できる。1泊2,000円(税込)で、チェックイン前・チェックアウト後も当日中は停められるのがありがたい。第二阪奈道路の宝来ICからは約10分ほどのアクセス。
アクセス・JWマリオット奈良への行き方を予約する
わたしたちは一休.comで予約しました。サイトによって特典が違うので比較がおすすめです。
チェックイン・最初の印象
エントランスに車寄せがあって、到着するとスタッフの方がすぐに出迎えてくれた。荷物を預けて、中へ。
ロビーに一歩入ると、天井の高さにまず驚く。開放的で、でも広すぎて落ち着かないということもない。ちょうどいい「ゆとり」がある空間。
正直、外観はシンプルで「あれ、ここかな?」と思ったけれど、一歩中に入ると空気が変わる。木の温もりと和の美意識が融合したデザインで、夫が小声で「これはすごいね」と言ったのを覚えている。
ロビーのあちこちに奈良の伝統工芸品がさりげなく置かれている。赤膚焼の花器や、奈良墨を使ったアート作品。ひとつひとつに説明のプレートがあって、待っている時間も退屈しない。夫は「美術館みたいだね」と言っていた。わたしもそう思う。
壁面には奈良の自然をモチーフにした大きなアートワークが飾られていて、吹き抜けのロビーラウンジと合わせてため息が出るような美しさ。JWマリオットというブランドの本気を感じた瞬間だった。
チェックインは15時から。わたしたちは15時ぴったりに到着したけれど、スタッフの方がすぐに対応してくれた。ソファに案内されて、ウェルカムドリンクとしてほうじ茶をいただきながら手続き。座って待てるのは、立ったまま手続きするホテルと比べてずっと快適。
マリオット・ボンヴォイのプラチナ会員以上だとエグゼクティブラウンジのアクセスがつくので、そのあたりの案内も丁寧にしてくれた。ラウンジの場所、各タイムの時間帯、朝食の選択肢まで、紙の案内と一緒にわかりやすく説明してもらえた。
ルームキーを受け取って、いざ客室へ。エレベーターホールにも奈良のモチーフが散りばめられていて、細部へのこだわりが伝わってくる。
客室|デラックスルーム キングベッド
案内されたのは、デラックスルーム キングベッド。広さは約42平米。
ドアを開けた瞬間、窓から差し込む午後の光がまぶしくて、思わず「わあ」と声が出た。大きな窓から奈良の街並みが一望できて、遠くに若草山のシルエットが見える。ビルの隙間から見える山ではなくて、視界いっぱいに広がる奈良のパノラマ。これだけで、このホテルを選んでよかったと思った。
JWマリオット奈良の客室は、奈良の伝統と現代のデザインがうまく溶け合っている。木目調の落ち着いた内装に、吉野杉をつかったヘッドボード。ところどころに墨絵のようなアートワークが配されていて、派手さはないのにどこか特別な空間。
カーペットは柔らかくて足触りがいい。靴を脱いで歩きまわりたくなる心地よさ。窓際にはゆったりしたソファとサイドテーブルがあって、ここに座って外を眺めるだけで時間がどんどん過ぎていく。
ベッドまわり
キングサイズのベッドはとにかく寝心地がよかった。マットレスの硬さがちょうどよくて、シーツもさらっとしている。リネンの質がワンランク上なのは、手触りでわかる。
枕は複数用意されていて、硬め・柔らかめから好みで選べる。わたしは柔らかめを、夫は硬めをチョイス。夫は「マリオット系のベッドは間違いないね」と言っていたけれど、JWマリオットはさらにワンランク上の印象。翌朝、目覚めた時の身体の軽さが全然ちがった。
ベッドサイドにはUSBポートとコンセントが両方ある。充電まわりで困ることはなかった。照明のコントロールパネルもベッドサイドにあって、寝る前にいちいち起き上がらなくていいのが地味にうれしい。
ナイトウェアはワンピースタイプのパジャマ。上下セパレートだともっとうれしいけれど、肌触りのいい素材で寝心地には問題なかった。
バスルーム
バスルームは独立タイプで、バスタブとシャワーブースが分かれている。これはうれしい。バスタブは大人がゆったり浸かれるサイズで、肩まで湯に浸かることができた。
シャワーブースにはレインシャワーとハンドシャワーの2つ。レインシャワーの水圧もちょうどよくて、お湯の温度調整もスムーズだった。海外ブランドのホテルだとこのあたりが微妙なことがあるけれど、JWマリオット奈良は問題なし。
バスアメニティはアロマセラピーアソシエイツ。ボトルタイプで、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローションが揃っている。ローズの香りがほんのり広がって、バスタイムがぜいたくな時間に変わる。わたしはこのアメニティが大好きで、ついお持ち帰りサイズがないかチェックしてしまった。
洗面台はダブルボウル。朝の準備でふたりが渋滞しないのは、地味にありがたいポイント。ミラーにはライトが内蔵されていて、メイクがしやすい。夫はこういう細かいところにはあまり気づかないけれど、わたしにとっては大事なこと。
タオルはふかふかで、バスローブも用意されている。お風呂上がりにバスローブを羽織って窓辺のソファに座る時間が、滞在中いちばんリラックスできた瞬間だったかもしれない。
ミニバー・お茶まわり
ネスプレッソマシンと、TWGの紅茶が用意されている。紅茶は数種類あって、カモミールやイングリッシュブレックファストなど。冷蔵庫にはミネラルウォーターが無料で入っていた。
到着してすぐ、ネスプレッソで一杯いれて窓辺のソファに座った。部屋に差し込む午後の光を浴びながら飲むコーヒー。その時間だけで「来てよかった」と思えた。
ミニバーの有料ドリンクはビール、ワイン、ソフトドリンクなど。価格はホテル価格なので、ラウンジアクセスがあるならそちらで飲むほうがいいかもしれない。
クローゼット・収納
ウォークインクローゼットが広めで、2人分の荷物を十分に収納できる。セーフティボックス、アイロン、アイロン台もクローゼット内にある。スリッパは使い捨てタイプで、ふかふかの厚手。館内の移動にも使えた。
エグゼクティブラウンジ
JWマリオット奈良のエグゼクティブラウンジは、このホテルの大きな魅力のひとつ。正直に言うと、ラウンジ目当てで泊まっても後悔しないレベルだと思う。
ラウンジは最上階に位置していて、窓からの眺めがとにかく素晴らしい。奈良の街並みと、その向こうに広がる生駒山系の稜線。視界をさえぎる高い建物がほとんどなくて、奈良の空の広さを実感する。
内装は落ち着いたウッドトーンで、席数はそこまで多くない。だからこそ、混みすぎず、ゆったり過ごせるのがいい。テーブル席、ソファ席、カウンター席とバリエーションがあって、気分で選べる。
アフタヌーンティータイム(14:30〜16:30)
チェックインしてすぐ、ラウンジに向かった。アフタヌーンティータイムでは、焼き菓子やサンドイッチ、フルーツなどの軽食が並ぶ。
奈良らしさを感じたのは、柿の葉を使ったお菓子があったこと。柿の葉寿司は有名だけれど、スイーツに取り入れているのは新鮮だった。さりげない工夫だけど、「ああ、奈良に来たんだな」と実感できた。
スコーンにはクロテッドクリームとジャムが添えられていて、焼きたての温かさが残っていた。ほろほろと崩れる食感がたまらない。
紅茶の種類も豊富で、わたしはダージリンを、夫はアイスコーヒーを。ふたりでソファに沈みながら、到着してまだ1時間なのに「もう帰りたくないね」と話していた。窓からの眺めと穏やかなBGMだけの空間。日常から完全に切り離された感覚がある。
カクテルタイム(17:00〜19:00)
夕方になるとカクテルタイムが始まる。これがJWマリオット奈良のラウンジのハイライトだと思う。
アルコールはビール、赤白ワイン、スパークリングワイン、ウイスキー、ジン、ウォッカ、カクテルと種類がかなり豊富。ソフトドリンクやノンアルコールカクテルもある。
フードはオードブル系で、チーズの盛り合わせ、生ハム、スモークサーモン、温かいおつまみなどがずらりと並ぶ。ひとつひとつの質が高くて、軽い夕食代わりにもなるくらいのボリュームだった。
特に印象的だったのは、温かいフードが定期的に補充されること。冷めたものが残っている、ということがなかった。スタッフの方がさりげなくチェックしてくれているのだと思う。
夫はビールから始めてワインに移行。わたしは白ワインを一杯だけ。窓の外がゆっくりと暮れていく奈良を眺めながら飲むお酒は、格別だった。夕焼けが山の向こうに沈んでいくグラデーションが本当に美しくて、何枚も写真を撮った。
ただ、カクテルタイムは人気があるので、17時すぎには席が埋まりがち。わたしたちは17時ちょうどに行って窓際の席を確保できたけれど、17時半ごろにはほぼ満席だった。窓際の席で夕景を楽しみたいなら、17時に行くことをおすすめしたい。
朝食(7:00〜10:00)
ラウンジでの朝食も選べる。1階のシルクロード ダイニングよりも静かで、落ち着いた雰囲気の中で朝ごはんを楽しめる。
パンやサラダ、ヨーグルト、フルーツ、シリアルといったコンチネンタル系が中心。品数は1階のビュッフェには及ばないけれど、ふたりでゆっくり過ごしたいならラウンジのほうがいいかもしれない。
わたしたちは1日目の夕食をしっかり食べたので、翌朝はラウンジで軽めにした。結果的にこれが大正解。窓からやわらかい朝日が入ってくる静かな空間で、コーヒーとクロワッサンだけの朝ごはん。最高にぜいたくな朝だった。
夫は「ラウンジ朝食のほうがゆっくりできていいかも」と言っていた。ビュッフェの品数を取るか、ラウンジの静けさを取るか。これは好みが分かれるところ。
鉄板焼 校倉(あぜくら)
この日の夕食は、ホテル内の鉄板焼レストラン「校倉(あぜくら)」を予約していた。
名前は、正倉院の校倉造りに由来している。店内も木の温もりを感じる落ち着いた空間で、カウンター席から目の前でシェフが焼いてくれるスタイル。席数はそこまで多くなくて、特別感がある。
店内に入った瞬間、鉄板の上でじゅうっと何かが焼ける音と、ほのかに漂う香ばしい匂いがした。それだけで「これは期待できる」と感じた。
コースの流れ
わたしたちが注文したのは、大和牛のコース。奈良のブランド牛で、正直あまり聞いたことがなかったのだけど、これが驚くほどおいしかった。
前菜からスタート。季節の野菜を使った一品で、彩りが美しい。奈良の大和野菜をつかっているとのことで、シェフが食材の説明をしてくれた。
次にシーフード。伊勢海老だったと思う。殻を割って、鉄板の上でじゅわっと焼き上げる。身がぷりっとしていて、レモンを絞ってそのまま食べる。素材の味がダイレクトに伝わってくるおいしさ。
そしてメインの大和牛。赤身と霜降りのバランスが絶妙。口に入れた瞬間にじゅわっと広がる脂の甘さと、噛むほどに感じる肉の旨み。夫が一口食べて目を閉じ、無言でうなずいていた。あの表情は本気でおいしい時のサイン。
「これ、神戸牛ともまたちがうね」と夫。わたしも同感で、脂がくどくなくて、赤身のしっかりした味わいがある。大和牛、もっと知られていいと思う。
シェフの手さばきも見事で、目の前で魚介を焼き上げる所作に見入ってしまう。話しかけてくれるタイミングも絶妙で、押しつけがましくなく、でも楽しい。食材や奈良の歴史について教えてくれて、食事の時間がより豊かになった。
ガーリックライスは最後の締めにぴったり。シェフが目の前で、刻んだにんにくとバターを鉄板の上で炒めて、ごはんと合わせていく。バターの香りがふわっと立ちのぼって、おなかいっぱいなのについ完食してしまった。夫は「このガーリックライスだけでもう一回来たい」と冗談のような本気のような顔で言っていた。
デザートは鉄板で焼いたフルーツとアイスクリームの組み合わせ。温かいフルーツと冷たいアイスのコントラストが良い。最後まで鉄板を活かしたコースで、さすがだなと思った。
料金と予約
コース料金は15,000円〜25,000円程度(内容や食材による)。わたしたちが食べた大和牛のコースは20,000円前後だった。ランチ営業もあるので、もう少しカジュアルに楽しみたいならお昼という選択肢もある。
人気のレストランなので、宿泊が決まったら早めに予約しておくのがおすすめ。わたしたちは2週間前に予約して、18時半の枠がとれた。週末は特に混みやすいようなので、早めの予約が安心。
シルクロード ダイニング
JWマリオット奈良にはもうひとつ、「シルクロード ダイニング(Silk Road Dining)」というレストランがある。
こちらはオールデイダイニングで、朝食からランチ、ディナーまで利用できる。シルクロードをテーマにした多国籍料理で、和洋中さまざまなメニューが楽しめる。店名のとおり、東西の食文化が交差する奈良という土地にちなんだコンセプトが面白い。
レストランの内装は明るく開放的。大きな窓から自然光が入って、朝食にはぴったりの雰囲気だった。
朝食ビュッフェ
わたしたちは翌朝、こちらで朝食ビュッフェをいただいた。
種類が豊富で、和食、洋食、中華まで幅広い。特に印象に残っているのは、奈良の食材をつかったメニューが多いこと。「ここでしか食べられない」朝食になっていた。
茶粥があったのがうれしかった。奈良の郷土料理で、やさしいお茶の風味とさらさらの食感が朝の身体にしみる。上に梅干しをのせて食べると、やさしい酸味がアクセントになって箸が止まらない。夫は「おかゆ系はあまり…」と言いつつ、結局おかわりしていた。
洋食コーナーのエッグステーションでは、オムレツをその場で焼いてもらえる。具材を選べるスタイルで、チーズとマッシュルームを入れてもらったオムレツがふわとろで絶品だった。シェフが手際よく仕上げてくれて、断面がトロッとしている瞬間を見ると「写真撮りたい」となる。
パンの種類も多くて、クロワッサンはサクサク。焼きたてのデニッシュもあって、パン好きにはたまらないラインナップ。わたしはクロワッサンとミニデニッシュを2個ずつ食べた。
サラダコーナーも充実していて、新鮮な葉物野菜にドレッシングが数種類。フルーツはカットされた状態で並んでいて、季節のフルーツが豊富だった。
夫はこの日、フレンチトーストとオムレツとサラダと茶粥と、最後にフルーツまで食べていた。「ホテルの朝食は気合いが入る」らしい。毎回こうなので、もう驚かなくなった。
ドリンクはコーヒー、紅茶、ジュース各種。フレッシュジュースが何種類かあったのもうれしかった。搾りたてのオレンジジュースで朝がスタートするのは、やっぱり気持ちがいい。
Flying Stag(バー&ラウンジ)
夕食のあと、ロビー階にある「Flying Stag(フライング スタッグ)」に立ち寄った。名前は「飛ぶ鹿」という意味で、奈良の鹿をモチーフにしたバー&ラウンジ。
店内は薄暗い照明にジャズが流れる大人の雰囲気。カウンター席とソファ席があって、わたしたちはソファ席を選んだ。食後のもう一杯に最適な空間。
メニューにはオリジナルカクテルがいくつかあって、奈良の食材を使ったものもあった。わたしは柿を使ったカクテルを注文。ほのかな甘さとさわやかさがあって、デザート代わりにぴったりだった。
夫はウイスキーのロック。バーテンダーの方がおすすめを聞いてくれて、「食後だったらスモーキーすぎないものがいいですよ」と提案してくれた。こういう気遣いがうれしい。
鉄板焼のコースでおなかいっぱいだったから、おつまみは頼まなかった。でもメニューを見たら軽食やスナックもあったので、ちょっと飲みたい時にもいいかもしれない。
22時頃に部屋に戻ったけれど、もう少しいてもよかったなと思うくらい居心地がよかった。次に来た時はもう少し長居したい。
フィットネス・プール
JWマリオット奈良には、フィットネスセンターとインドアプールが備わっている。どちらも宿泊者は無料で利用できる。
フィットネスセンター
24時間利用可能のフィットネスセンターは、設備がとても充実している。テクノジムのマシンが並んでいて、ランニングマシン、エリプティカル、バイクなどの有酸素系と、各部位の筋トレマシン、フリーウェイトがひととおり揃っている。
スペースにも余裕があって、マシンとマシンの間隔が広い。窮屈さを感じない配置。タオルやミネラルウォーターも用意されているので、手ぶらで行ける。
夫は翌朝、わたしがまだ寝ている間に1時間ほどフィットネスで汗を流してきたらしい。戻ってきて「誰もいなくて、最新のマシンを独占できた」と満足げだった。朝6時台は狙い目かもしれない。旅先でも運動したいタイプの人にはうれしい環境。
インドアプール
プールは全長20メートルで、屋内なので天候に左右されない。水温も快適に保たれていて、泳ぐ目的でもリラックス目的でも使える。
プールエリアの照明がやわらかくて、全体的に落ち着いた雰囲気。リゾートホテルのプールとはまたちがう、静かで洗練された空間。天井にも間接照明が施されていて、水面に光が反射してきれいだった。
プールサイドにはデッキチェアが並んでいて、泳いだあとにぼんやり過ごすのもいい。本を持ってきて読んでいるゲストもいた。
わたしたちはチェックイン後の夕方に少しだけ泳いだ。ほかにゲストが2組ほどいたけれど、騒がしさは一切なくて静かに泳げた。レーンが分かれているので、マイペースで泳げるのもよかった。
プールのあとにジャグジーで身体をあたためた。じんわりと温まる感覚が気持ちよくて、ここでも5分10分とぼーっと過ごしてしまう。そのままラウンジのカクテルタイムへ。プール→ジャグジー→ラウンジの流れは最高だった。次に来ても絶対にこの動線を辿ると思う。
JWマリオット奈良の良かったところ 5つ
1. とにかく「静か」
これがいちばん印象に残っている。ロビー、客室、ラウンジ、プール、すべてが静か。都市部のホテルにありがちなざわつきがほとんどなくて、本当の意味でリラックスできた。奈良というロケーションの力もあると思う。京都だとどうしても観光客のにぎやかさがホテルまで届くけれど、ここにはそれがない。
2. エグゼクティブラウンジのクオリティ
カクテルタイムの充実度は、国内のマリオット系ホテルのなかでもトップクラスだと感じた。フードの質、ドリンクの種類、そしてなにより窓からの眺め。夕暮れの奈良を見ながらワインを飲む時間は、この旅でいちばんの思い出かもしれない。
3. 鉄板焼 校倉の大和牛
大和牛、これは本当においしかった。奈良に来て鉄板焼きという発想がなかったぶん、うれしい驚きだった。シェフの技術もさることながら、食材の質が素晴らしい。ガーリックライスまで含めて、記憶に残るディナーになった。
4. 奈良の文化を感じるデザイン
ホテル全体に奈良の伝統と文化が散りばめられている。押しつけがましくないのがいい。吉野杉のヘッドボード、赤膚焼の花器、ロビーの工芸品、レストランの名前。「奈良に泊まっている」と自然に感じられる設計が上手だなと思った。
5. スタッフのホスピタリティ
JWマリオットブランドらしい、品のあるサービス。距離感がちょうどよくて、必要な時にさっと現れて、必要ない時は静かに見守ってくれる。チェックインの時もレストランでも、バーでも、どのスタッフも気持ちのいい対応だった。「また来たい」と思わせるのは、結局こういう人の力が大きい。
奈良の文化を感じるデザインを予約する
わたしたちは一休.comで予約しました。サイトによって特典が違うので比較がおすすめです。
JWマリオット奈良の良かったところ 5つを予約する
わたしたちは一休.comで予約しました。サイトによって特典が違うので比較がおすすめです。
気になったところ 3つ
1. アクセスがやや不便
最寄りの近鉄新大宮駅からは徒歩15分ほど。JR奈良駅・近鉄奈良駅からもタクシーで10分程度かかる。公共交通機関だけで行こうとすると、少し不便さを感じるかもしれない。わたしたちはタクシーを使ったけれど、バスの本数は多くないので、事前にアクセス方法を確認しておいたほうがいい。車で来るゲストが多いのも納得。
2. 周辺に飲食店が少ない
ホテル周辺はコンベンションセンターの隣で、飲食店はあまり多くない。「夕食はホテルの外で」と考えている場合、奈良駅周辺まで出る必要がある。タクシーで10分ほどかかるので、気軽にふらっとは行きにくい。わたしたちはホテル内で完結したので問題なかったけれど、連泊するならこの点は考慮したい。2泊するなら、1日はホテル内、1日は奈良の街で、と使い分けるのがよさそう。
3. 料金はそれなりにする
JWマリオットというブランドなので、宿泊料金はやはり高め。デラックスルームで1泊4万円台〜が目安(時期やプランによる)。鉄板焼の夕食まで含めると、ふたりで10万円を超える場合もある。特別な記念日やご褒美旅にはぴったりだけど、「気軽に」とはいかない価格帯。マリオット公式から予約してボンヴォイポイントを使えば多少は抑えられるので、会員の方はチェックしてみてほしい。
基本情報
| ホテル名 | JWマリオット・ホテル奈良 |
|---|---|
| 住所 | 〒630-8013 奈良県奈良市三条大路1丁目1-1 |
| 電話番号 | 0742-36-6000 |
| アクセス | 近鉄新大宮駅から徒歩約15分/JR奈良駅からタクシー約10分/近鉄奈良駅からタクシー約10分 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 12:00 |
| 客室数 | 158室 |
| 客室タイプ | デラックスルーム(約42㎡)、エグゼクティブスイート、ガバナーズスイートなど |
| レストラン | シルクロード ダイニング(オールデイダイニング)、鉄板焼 校倉、Flying Stag(バー&ラウンジ) |
| 施設 | エグゼクティブラウンジ、フィットネスセンター(24時間)、屋内プール(20m)、スパ by JW |
| 駐車場 | あり(1泊2,000円・税込) |
| 開業 | 2020年7月 |
| 公式サイト | marriott.co.jp |
わたしたちは一休.comで予約しました。じゃらんや楽天トラベルでもプランを比較できます。マリオット公式サイトからの予約だと、ボンヴォイポイントが貯まるので、会員の方は公式も要チェックです。
まとめ|また行くか?
間違いなく、また行く。
JWマリオット・ホテル奈良の良さは、派手なエンタメではなくて「静かなぜいたく」にある。観光地をめぐるのも楽しいけれど、ホテルの中でただ過ごす時間が心地よい。そういう滞在を求めている人には、このうえない選択肢だと思う。
15時にチェックインして、プールで泳いで、ラウンジで夕焼けを眺めて、鉄板焼で大和牛を食べて、バーでもう一杯。翌朝はゆっくり朝食を楽しんで、12時のチェックアウトぎりぎりまで部屋でくつろぐ。この流れが、いちばんJWマリオット奈良を楽しめるプランだと思う。
チェックアウトの朝、部屋の窓から見えた若草山がうっすら霧に包まれていて、夫と「きれいだね」としばらく眺めていた。
帰りのタクシーの中で、ふたりとも無言だった。言葉にするのがもったいないような、静かな余韻。こういう体験は、なかなかない。
次に行くなら、エグゼクティブスイートに泊まってみたい。あと、スパにも行けなかったから、次回は時間に余裕を持って2泊したいなと思っている。
奈良で過ごす、大人のための週末。JWマリオット奈良は、そんな時間をくれるホテルだった。

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