一言で言うと、「帰りたくなくなる」ホテルだった。
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チェックアウトの朝、エレベーターのボタンを押しながら夫がぼそっと言った。
「もう一泊したい」
ふだん、そういうことをあまり言わないタイプなので、よっぽどだったんだと思う。正直、わたしも同じ気持ちだった。
コンラッド東京は、汐留の高層階にあるヒルトン系列のラグジュアリーホテル。東京湾を見おろすベイビューの客室、37階のエグゼクティブラウンジ、そして都内屈指の朝食ビュッフェ。どれも期待以上だったけれど、いちばん心に残ったのは「ここにいるだけで満たされる」という感覚だった。
この記事では、わたしたちが実際に泊まったベイビュールームの感想と、エグゼクティブラウンジ、朝食、気になったところまで正直にお伝えします。
こんなふたりにおすすめ:
- 記念日や誕生日に東京で特別な一泊をしたい
- 高層階からの眺望とラウンジを重視したい
- 朝食が美味しいホテルを探している
アクセス|汐留駅から徒歩1分、迷わず到着
コンラッド東京の最寄り駅は、都営大江戸線・ゆりかもめの汐留駅。改札を出てから徒歩1分で着く。
わたしたちはJR新橋駅から歩いたけれど、それでも7分ほど。汐留エリアのビル群を抜けていく道のりで、途中からコンラッドが入っている東京汐留ビルディングが見えてくる。
「あのビルの上のほうに泊まるのか」と見上げた時点で、もうテンションが上がっていた。
羽田空港からはタクシーで約30分。成田空港からだと成田エクスプレスで約60分、新橋駅で乗りかえる形になる。
車で行く場合、駐車場は宿泊者なら24時間3,000円。バレーサービスを使うと4,000円になる。都心のラグジュアリーホテルとしては、まあ想定内の金額かなと思う。
チェックイン|28階のロビーで、もう「非日常」がはじまる
コンラッド東京のロビーは28階にある。地上のエントランスからエレベーターに乗って28階へ上がると、天井の高い開放的なロビーが広がっていた。
到着したのは15時少し前。チェックインは15時からなので、ロビー横のバー&ラウンジ「トゥエンティエイト」で少し待つことにした。
28階のラウンジは天井まで続く大きな窓に囲まれていて、東京のビル群が一望できる。この時点で「今日は良い滞在になるな」という予感があった。
チェックインの手続きはスムーズだった。フロントスタッフの方がにこやかに迎えてくれて、客室の眺望やラウンジの利用時間をていねいに説明してくれた。カードキーと一緒にエグゼクティブラウンジの案内も渡された。
「ラウンジのカクテルタイムは18時からですので、ぜひお楽しみください」
その一言で、夫の顔がぱっと明るくなったのを覚えている。
客室|48平米のベイビュールーム、窓の向こうに東京湾
今回泊まったのは、ベイビュールームのキングベッド。広さは48平米。
カードキーをかざしてドアを開けた瞬間、まず目に飛び込んできたのは窓の向こうに広がる景色だった。
東京湾、レインボーブリッジ、お台場方面の街並み。高層階からの眺めが、正面の大きな窓いっぱいに広がっている。
「うわ」
思わず声が出た。写真で見る以上に、実際に目の前に広がる景色のスケール感がすごい。
部屋のつくり
48平米のベイビュールームは、東京の高級ホテルのなかでもゆったりとした広さ。ベッドの周りを歩き回っても、スーツケースを広げても、まったく窮屈さを感じない。
インテリアは、モダンな中に和のエッセンスが散りばめられたデザイン。木目の落ち着いた色合いと、やわらかな照明のバランスが心地いい。
ベッドに腰を下ろして、しばらく窓の外をぼんやり眺めた。夫は荷物を置くなり窓際に行って、しばらく東京湾を見つめていた。
バスルーム
バスルームも広い。独立したバスタブとシャワーブースがあって、洗面台はダブルシンク。ふたりで同時に支度しても余裕がある。
バスアメニティはコンラッドオリジナル。ほんのりシトラスのような、さわやかで上品な香りがした。
バスタブにお湯をはって、窓の外の夜景を眺めながら入るのが最高だった。夫は「風呂からこの景色はずるい」と言っていた。まさにそのとおり。
ベッドと寝心地
キングサイズのベッドは、マットレスがしっかりしているのに表面はやわらかい絶妙なバランス。シーツもさらっとしていて気持ちよかった。
ふたりで寝ても広々。翌朝、夫が「久しぶりにぐっすり眠れた」と言っていたので、寝心地は文句なしだと思う。
窓からの景色、昼と夜
ベイビュールームの醍醐味は、なんと言っても時間とともに変わる景色。
チェックインした午後は、青い空と海のコントラストが美しかった。夕方になると、東京湾がオレンジ色に染まっていく。そして夜。レインボーブリッジのライトアップと、お台場の灯りが水面に映る夜景は、ため息が出るほどきれいだった。
翌朝はカーテンを開けると、朝日が東京湾に反射してキラキラと光っていた。窓から差し込む朝の光で、シーツがやわらかく白く光る。あの瞬間がいちばん好きだったかもしれない。
エグゼクティブラウンジ|37階、都内最高峰の眺めと過ごしやすさ
今回の滞在でいちばん楽しみにしていたのが、37階のエグゼクティブラウンジ。
コンラッド東京のエグゼクティブラウンジは、エグゼクティブルーム以上の宿泊者が利用できる専用スペース。営業時間は7:00から21:00まで。
アフタヌーンティータイム(15:00〜17:00)
チェックイン後、さっそくラウンジへ向かった。
37階のエレベーターが開いた瞬間、「おお」と声が出た。客室の眺めもすばらしかったけれど、37階からの景色はさらにスケールが違う。東京タワー、東京湾、晴れた日には遠くまで見わたせる。
アフタヌーンティータイムは15時から17時。焼き菓子やスイーツ、軽食がセットアップされていて、コーヒーや紅茶と一緒に楽しめる。
窓際の席を確保して、しばらくふたりでのんびり過ごした。夫はコーヒーを飲みながら本を読んでいた。わたしはスイーツをつまみながら、ただぼんやり景色を眺めていた。
この「何もしなくていい時間」が、旅の中でいちばん贅沢だったりする。
カクテルタイム(18:00〜20:00)
そして本命のカクテルタイム。18時になると、ラウンジの雰囲気ががらっと変わる。
アルコール類がずらりと並び、おつまみやフィンガーフードも充実。ビール、ワイン、スパークリングワイン、ウイスキーなど、ひと通り揃っている。
夫はスパークリングワインを片手に、37階の夕暮れを堪能していた。わたしは白ワインと一緒にチーズやオリーブをつまむ。
「夕日が沈んでいくのを見ながら飲むワインは、どうしてこんなに美味しいんだろう」
夫がそんなことを言い出した。ふだんはロマンチックなことを言わないのに、ラウンジの空気がそうさせたのかもしれない。
フィンガーフードの種類も多くて、ちょっとした軽食代わりになる。わたしたちはこの日、カクテルタイムで軽く食べてから、街に出て夕食をとった。
ひとつ注意点。金・土・日曜日と祝日は、カクテルタイムが予約制になることがある。混雑時は1時間交代制になる場合もあるので、週末に行くなら早めにラウンジに行くのがおすすめ。
朝食(7:00〜10:30)
翌朝のラウンジ朝食も楽しみにしていた。
37階の朝日が差し込むラウンジで食べる朝ごはんは、それだけで特別な時間になる。パン、サラダ、卵料理、フルーツなど、コンパクトながら品質の高いメニューが揃っていた。
ただ、わたしたちはラウンジ朝食ではなく、28階のセリーズでの朝食ビュッフェを選んだ。これが大正解だった。理由は次のセクションで。
朝食ビュッフェ|セリーズの朝食は、都内でも有数の充実度
コンラッド東京の朝食は、28階のオールデイダイニング「セリーズ」で6:30から10:30までいただける。
結論から言うと、この朝食ビュッフェだけでコンラッド東京に泊まる価値がある。
メニューの豊富さ
まず、メニューの数がすごい。和食、洋食、エッグステーション、パンコーナー、フルーツ、サラダ。どの方向を見ても美味しそうなものが並んでいる。
特に印象的だったのが、注文を受けてから作ってくれるシグニチャーメニュー。ビュッフェなのに、できたてを提供してくれるのがうれしい。
エッグベネディクトとパンケーキ
セリーズのシグニチャーと言えば、エッグベネディクトとパンケーキ。
エッグベネディクトは、ナイフを入れた瞬間に黄身がとろりとあふれ出す。オランデーズソースとの相性が絶妙で、これだけでも朝から幸せになれる。
パンケーキは原材料にこだわったしっとりタイプ。表面はうすくカリッと焼けていて、中はふわふわ。メープルシロップをかけると、じゅわっと染みていく。
夫はエッグベネディクトを食べて「これは……」と言ったきり、しばらく無言だった。よほど気に入ったらしく、そのあとパンケーキまでおかわりしていた。
和食コーナーも充実
洋食だけではなく、和食コーナーも手を抜いていない。焼き魚、味噌汁、おひたし、漬物。ていねいに作られた和食が並んでいて、洋食派のわたしでも思わず手が伸びた。
お味噌汁の出汁がしっかり効いていて、ほっとする味だった。旅先の朝にこういう和食があると、なんだか安心する。
パンのクオリティ
パンコーナーも種類が豊富。クロワッサン、デニッシュ、食パン、ライ麦パン。どれも焼きたてで、クロワッサンは外がサクサク、中はバターの香りがふわっと広がる。
わたしはクロワッサンを2つ食べた。夫に「朝からクロワッサン2つは多くない?」と言われたけれど、美味しいんだから仕方ない。
ゆったりした空間
セリーズは天井が高く、窓も大きい。朝の光が差し込む中で食べる朝食は、味だけでなく空間ごと楽しめる。
宿泊者以外の利用は90分制になるけれど、宿泊者はゆっくり過ごせる。わたしたちは結局1時間半くらいかけて、のんびり朝食を楽しんだ。
レストラン|28階に集まった4つの選択肢
コンラッド東京には28階を中心に、4つのレストランとバーがある。
コラージュ(モダンフレンチ)
フレンチをベースに、さまざまな国の技法を取り入れたモダンフレンチレストラン。ディナーコースは10,000円から25,000円。土日にはランチも営業している。
今回は時間の都合で行けなかったけれど、次回はここで夕食を予約したい。窓際の席から夜景を見ながらのフレンチ、想像しただけでわくわくする。
チャイナブルー(中国料理)
28階にある中国料理レストラン。高層階で本格中華が食べられるのは、コンラッド東京ならでは。
風花(日本料理)
会席、鮨、鉄板焼の3つのスタイルで楽しめる日本料理レストラン。A5ランクの黒毛和牛を使った鉄板焼コース「響」が看板メニュー。ランチは5,700円から、ディナーは19,000円から。
トゥエンティエイト(バー&ラウンジ)
ロビーフロアにあるバー&ラウンジ。ティータイムは10:30から17:00、バータイムは17:00から24:00まで。
アフタヌーンティーも人気で、季節ごとにテーマが変わる。わたしたちが行った時期は「桜ストロベリーアフタヌーンティー」が提供されていた。
夜はカクテルを片手にライブ演奏を楽しめる大人の空間。わたしたちもカクテルタイムのあと、ここで一杯だけ飲んでから部屋に戻った。夜のトゥエンティエイトは照明が落とされて、昼間とはまた違った雰囲気がある。
水月スパ&フィットネス|29階のプールで朝のひと泳ぎ
29階にある水月スパ&フィットネスも利用した。
フィットネスジムは24時間利用可能。マシンの種類も豊富で、旅先でもトレーニングしたい人には十分な設備が揃っている。
プールは25メートルで、高層階にあるので自然光が差し込む。翌朝、夫が早起きして泳ぎに行っていた。戻ってきた時に「29階で泳ぐって、なかなかない体験だよ」と興奮ぎみに話していた。
わたしはプールには入らなかったけれど、プールサイドのデッキチェアに座ってぼんやりしていた。朝のやわらかい光の中で、水面がきらきら光る景色を見ているだけで癒された。
良かったところ 5つ
1. ベイビュールームの眺望が圧倒的
東京湾、レインボーブリッジ、お台場。高層階から見おろす景色は、昼も夜も美しかった。部屋にいるだけで満足できるホテルは、そう多くない。
2. エグゼクティブラウンジの居心地の良さ
37階という高さ、適度な広さ、スタッフの気配り。カクテルタイムのアルコールとフードの充実度も含めて、「ここで過ごす時間」自体が滞在の目的になる。
3. セリーズの朝食ビュッフェが期待を超えた
エッグベネディクト、パンケーキ、焼きたてパン、和食。メニューの豊富さと一品一品のクオリティが高い。朝食でこんなに感動したのは久しぶりだった。
4. 客室の広さと快適さ
48平米のベイビュールームは、ふたりで過ごすには十分すぎる広さ。バスルームのダブルシンクも地味にうれしいポイント。ベッドの寝心地も申し分ない。
5. アクセスの良さ
汐留駅から徒歩1分、新橋駅から徒歩7分。都心のど真ん中でこのアクセスの良さは、チェックイン前後の観光にも便利だった。
気になったところ 3つ
1. 週末のカクテルタイムは予約制・時間制限あり
わたしたちは平日に泊まったので問題なかったけれど、金・土・日と祝日はカクテルタイムが予約制になることがある。混雑時は1時間の交代制になるらしい。ゆっくりラウンジを楽しみたいなら、平日の宿泊がおすすめかもしれない。
2. 駐車場の料金がやや高い
宿泊者は24時間3,000円、バレーサービスだと4,000円。都心のラグジュアリーホテルとしては標準的かもしれないけれど、車で行くと地味にかかるコストではある。電車で行けるアクセスの良さなので、次は電車にしようかと夫と話した。
3. 開業から20年以上、設備の経年を感じる場面も
コンラッド東京は2005年開業。基本的には手入れが行き届いているけれど、客室の一部の設備にはどうしても年数を感じる部分があった。水回りの金具や、バスルームのタイルの目地など、新しいホテルと比較すると気になる人はいるかもしれない。ただし、清掃は完璧で不快さはまったくなかった。
基本情報
| ホテル名 | コンラッド東京 |
|---|---|
| 住所 | 〒105-7337 東京都港区東新橋1-9-1 |
| 電話番号 | 03-6388-8000 |
| アクセス | 都営大江戸線・ゆりかもめ 汐留駅 徒歩1分 / JR・都営浅草線・東京メトロ銀座線 新橋駅 徒歩7分 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 12:00 |
| 客室数 | 290室(28〜37階) |
| 客室タイプ | ベイビュールーム(48平米)、シティルーム(48平米)、スイート(72〜226平米)ほか |
| 駐車場 | 宿泊者 3,000円/24時間(バレーサービス 4,000円) |
| レストラン | セリーズ(オールデイダイニング)、コラージュ(モダンフレンチ)、チャイナブルー(中国料理)、風花(日本料理)、トゥエンティエイト(バー&ラウンジ) |
| 施設 | エグゼクティブラウンジ(37階)、水月スパ&フィットネス(29階)、プール |
| 朝食 | セリーズ 6:30〜10:30 / エグゼクティブラウンジ 7:00〜10:30 |
| 公式サイト | https://conrad-tokyo.hiltonjapan.co.jp/ |
わたしたちは一休.comで予約しました。じゃらんやヒルトン公式サイトでもプランを比較できます。予約サイトによって特典が違うので、比較してみてください。
一言で言うと、帰りたくなくなるホテルだった。を予約する
わたしたちは一休.comで予約しました。予約サイトによってポイント還元や特典が異なります。
まとめ|「また行く?」の答え
また行く。間違いなく、また行く。
コンラッド東京は、東京のラグジュアリーホテルのなかでも「滞在そのものを楽しむ」ことに長けたホテルだと思う。
ベイビュールームの眺望、37階のエグゼクティブラウンジ、セリーズの朝食ビュッフェ。どれかひとつでも十分に魅力的なのに、それが全部ひとつのホテルに揃っている。
開業から20年以上経っているけれど、設備の手入れはしっかりされているし、スタッフのホスピタリティは一流。「古さ」よりも「成熟した安心感」を感じた。
帰りの電車で、夫が「次はスイートに泊まってみたいね」と言っていた。わたしは「まずはコラージュのディナーを予約しよう」と返した。
行きたい理由が次々に出てくるホテルって、やっぱりいいホテルだと思う。
記念日や誕生日、ちょっと特別な週末に。東京でラグジュアリーなステイを探しているなら、候補に入れてほしい一軒です。

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