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北海道で「持ってくればよかった」と後悔した話
北海道を甘く見ていた。正確に言うと、北海道の寒さと乾燥を甘く見ていた。
初めての冬の北海道旅行で、わたしたちは見事にやらかした。「東京の冬服で大丈夫でしょ」と軽く考えていたら、新千歳空港を出た瞬間に後悔した。マイナス10度の世界は、想像の3倍くらい寒い。
あの日の経験をもとに、今では北海道旅行の準備はかなり入念にやっている。この記事では、わたしたちが何度も北海道に通って完成させた「季節別の持ち物リスト」をまとめました。
こんなふたりにおすすめ:
- 北海道旅行が初めて、または冬の北海道が初めて
- 荷物をなるべくコンパクトにしたい
- 現地で買えるものと、持っていくべきものを知りたい
まず知っておきたい ── 北海道の気候は本州とぜんぜん違う
「日本国内だから、そこまで変わらないでしょ」と思っていると痛い目にあう。わたしたちがそうだった。
北海道は、冬はマイナス10度以下になることがふつう。夏は25〜30度まで上がるけど、朝晩は15度を下回る。年間を通じて乾燥していて、唇と手がすぐにカサカサになる。
夫は「北海道は別の国だと思って準備したほうがいい」と言っている。おおげさだけど、体感としてはそのくらいの差がある。
通年で必要な基本の持ち物
季節に関係なく、北海道旅行に必ず持っていくものをまとめます。
| カテゴリ | アイテム | ポイント |
|---|---|---|
| 必需品 | 航空券・宿泊確認書 | スマホにスクショしておくと安心 |
| お金 | クレジットカード・現金 | 田舎のお店は現金のみのところがある |
| 電子機器 | スマホ、充電器、モバイルバッテリー | 寒冷地ではバッテリーの減りが早い |
| 衛生用品 | 常備薬、絆創膏、日焼け止め | 夏の紫外線は想像以上に強い |
| カメラ | カメラ、予備バッテリー | 冬はバッテリーが一瞬で切れる。予備は必須 |
| 靴 | 歩きやすいスニーカー | 冬は防滑ブーツに変更 |
| スキンケア | 保湿クリーム、リップクリーム | 年間通じて乾燥がすごい。これだけは忘れないで |
とくにスキンケアは本気で大事。わたしは初めての冬北海道で、保湿クリームを忘れて顔がバリバリになった。夫は唇が切れて、旅行中ずっと痛そうだった。リップクリームだけは絶対に持っていってほしい。
冬の北海道(12〜3月)── 本州の常識は通用しない
冬の北海道は、準備で旅の快適さが決まると言ってもいい。
必須アイテム
| アイテム | なぜ必要か |
|---|---|
| 膝丈のダウンジャケット | 腰までカバーできないと、風が吹き込んで寒さが倍増する |
| ヒートテック(極暖タイプ) | ふつうのヒートテックでは足りない。極暖を2〜3枚重ね着がベスト |
| 防滑ブーツ | 凍った路面は本当に滑る。転倒事故のリスクが高いので、これがいちばん重要 |
| スマホ対応手袋 | 手袋なしだと5分で手が痛くなる。スマホ操作できるタイプが便利 |
| ニット帽・耳当て | 耳が冷えるとそれだけで体感温度が下がる |
| ネックウォーマー | マフラーよりコンパクトで実用的。首元を守るだけで全然違う |
| 貼るカイロ | 背中と腰に1枚ずつ。足用カイロもあると完璧 |
| 厚手の靴下 | 2枚重ね推奨。足元の冷えは全身に響く |
冬の服装のコツ ── レイヤリングがすべて
北海道の冬で失敗しないコツは「重ね着」。外はマイナス10度でも、室内は暖房で25度以上になるから、脱ぎ着できる服装がいちばん。
わたしたちの基本レイヤリングはこんな感じ。
- インナー:ヒートテック極暖 + 長袖Tシャツ
- ミドル:フリースかセーター
- アウター:膝丈ダウンジャケット
- 下半身:ヒートテックタイツ + ジーンズまたは裏起毛パンツ
夫はこれに加えてネックウォーマーとニット帽が必須らしい。「耳と首をカバーすれば、体感温度が5度は変わる」と力説していた。実際そのとおりだと思う。
いちばん重要なのは「靴」
冬の北海道で最も重要な持ち物は靴。これは断言できる。
凍結した路面は、ふつうのスニーカーだとスケートリンクの上を歩いているようなもの。わたしたちは一度、小樽の坂道で夫が派手に転んだことがある。幸いケガはなかったけど、あの日から防滑ブーツは絶対条件になった。
靴底がギザギザで深い溝があるタイプを選ぶこと。もし持っていなければ、現地の靴屋やABCマートでも買える。
夏の北海道(6〜8月)── 油断すると意外と困る
「北海道の夏は涼しい」というイメージがあるけど、最近は日中30度近くまで上がることもある。ただし、朝晩は15度以下に冷え込む。この温度差がくせもの。
| アイテム | なぜ必要か |
|---|---|
| 薄手の羽織もの | 朝晩の冷え込み対策。パーカーやカーディガンが1枚あると安心 |
| 日焼け止め(SPF50) | 北海道の紫外線は想像以上に強い。高緯度で空気が澄んでいるぶん、日差しがダイレクト |
| 帽子 | 日差し対策。ラベンダー畑など遮るものがない場所が多い |
| 虫除けスプレー | 自然が豊かなぶん、虫もいる。特にブヨには注意 |
| 長袖シャツ | 虫よけ&日焼け防止の一石二鳥 |
| レインウェア | 天気が変わりやすい。折りたたみ傘より上下のレインウェアが便利 |
夫は初めての夏の北海道で、半袖・短パンで富良野のラベンダー畑に行って、腕が真っ赤に日焼けした。「北海道だから涼しいと思った」と言っていたけど、日差しの強さは本州以上だと思ったほうがいい。
春・秋の北海道(4〜5月、9〜11月)── いちばん悩む季節
春と秋は天気が読めなくて、持ち物選びがいちばん難しい。
| アイテム | ポイント |
|---|---|
| 厚手のジャケット | 4月でも雪が降ることがある。真冬用じゃなくていいけど、しっかりした上着は必要 |
| ストール・大判マフラー | 朝晩の冷え込み対策に万能。日中は外して鞄にしまえる |
| 折りたたみ傘 | 天気が不安定。突然の雨に備えて |
| 薄手のダウン | コンパクトに畳めるタイプが便利。11月はもう冬の装備が必要な日も |
わたしたちが10月に北海道に行ったときは、日中は15度くらいで気持ちよかったけど、夕方になると一気に5度まで下がった。「さっきまであったかかったのに」と夫が震えていた。重ね着で調整できるようにしておくのがいちばん。
宿で快適に過ごすためのアイテム
- パジャマ:ホテルの浴衣やガウンが合わない場合の保険。わたしは自分のパジャマのほうがよく眠れるタイプ
- 入浴剤:温泉じゃないホテルのとき、お気に入りの入浴剤があるだけで疲れの取れ方が違う
- 延長コード:ビジネスホテルはコンセントの数が少ないことが多い。ふたり分の充電を考えると1本あると安心
- エコバッグ:北海道はお土産が増えがち。六花亭、ルタオ、ロイズ…気がついたら紙袋だらけになる
夫は延長コードを必ず持っていく派。「スマホ、カメラ、モバイルバッテリーを同時に充電したい」らしい。たしかに、ホテルのコンセントがベッド横に1つだけ、ということは結構ある。
現地で買えるもの ── 全部持っていく必要はない
荷物を減らしたい人のために、現地で調達できるものもまとめておきます。
| アイテム | 買える場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| カイロ | コンビニ、ドラッグストア | 冬はどこでも手に入る |
| 防滑ブーツ | 靴屋、ABCマート | サイズが合わないリスクがあるから、持参がベター |
| ヒートテック | ユニクロ(札幌市内) | 地方都市にはユニクロがないことも |
| 化粧品・日用品 | ドラッグストア(サツドラ等) | 札幌なら困らない。知床やニセコの奥は品揃えが限られる |
ポイントは「札幌なら大体なんでも買える」ということ。でも知床や富良野の中心部から離れたエリアに行くなら、必要なものは事前に揃えておいたほうがいい。わたしたちは一度、知床でリップクリームが切れて、最寄りのコンビニまで車で20分走ったことがある。
季節別チェックリスト
| アイテム | 冬 | 夏 | 春・秋 |
|---|---|---|---|
| 膝丈ダウンジャケット | 必須 | 不要 | △(11月は必要) |
| ヒートテック極暖 | 必須 | 不要 | △ |
| 防滑ブーツ | 必須 | 不要 | △(11月〜) |
| スマホ対応手袋 | 必須 | 不要 | △ |
| ニット帽 | 必須 | 不要 | △ |
| ネックウォーマー | 必須 | 不要 | あると安心 |
| 貼るカイロ | 必須 | 不要 | あると安心 |
| 薄手の羽織もの | 不要 | 必須 | 必須 |
| 日焼け止め | △ | 必須 | あると安心 |
| 虫除けスプレー | 不要 | 必須 | △ |
| 保湿クリーム | 必須 | あると安心 | 必須 |
| リップクリーム | 必須 | あると安心 | 必須 |
| 折りたたみ傘 | △ | あると安心 | 必須 |
| モバイルバッテリー | 必須 | あると安心 | あると安心 |
よかったこと(持ち物で助かった場面)
- 防滑ブーツのおかげで冬の小樽を安心して歩けた。凍った坂道も怖くなかった
- モバイルバッテリーが冬の命綱。マイナス10度だとスマホのバッテリーが30分で激減する。予備がなかったら地図も見られない
- 薄手の羽織ものが夏の万能選手。朝のホテル→日中の観光→夕方の冷え込みに1枚で対応できた
- エコバッグが大活躍。お土産の量が想像を超える。六花亭の本店で買いすぎたとき、エコバッグがなかったらどうなっていたか
気になったこと・失敗したこと
- 冬に普通のスニーカーで行って転んだ。これがいちばんの失敗。夫が小樽の坂で滑って、膝を打った。靴だけはケチらないでほしい
- 保湿クリームを忘れて顔がバリバリに。北海道の乾燥を甘く見ていた。コンビニで急いで買ったけど、お気に入りのものを持っていくべきだった
- 知床で日用品が買えなかった。リップクリームが切れて、最寄りの店まで車で20分。地方に行くなら予備を持っていこう
よくある質問
冬の北海道でいちばん大事な持ち物は?
防滑ブーツ。これだけは妥協しないでほしい。凍った路面での転倒事故は本当に危ない。次に大事なのは、膝丈のダウンジャケットとヒートテック極暖。
現地で買えるものは何がある?
カイロ、ヒートテック、防滑ブーツ、日用品は札幌市内なら余裕で手に入る。ただし知床やニセコの奥などの地方部では品揃えが限られるから、必要なものは持参がおすすめ。
夏の北海道は涼しい?
日中は25〜30度で、本州よりは涼しい。でも朝晩は15度を下回ることがあるから、薄手の羽織ものは必須。日焼け止めも忘れずに。紫外線は本州より強い印象。
荷物を減らすコツは?
現地調達できるものは割り切って現地で買う。カイロやヒートテックは札幌のユニクロやコンビニで買えるから、持っていかなくてもOK。ただし、靴と保湿系だけは自分に合ったものを持っていったほうがいい。
まとめ ── 準備で旅の快適さは10倍変わる
北海道旅行の満足度は、準備で決まるところが大きいと思う。
とくに冬は、服装と靴で快適さがまったく違う。ちゃんと準備すれば、雪まつりも流氷も温泉も、心から楽しめる。準備をサボると、寒さに耐えるだけの旅になってしまう。
夫は「北海道に行く前日の荷造りがいちばん楽しい」と言う。たしかに、あのワクワクは準備の時間ならでは。このチェックリストを参考に、忘れ物なく北海道を楽しんでもらえたらうれしい。
旅の装備をそろえるなら
北海道のように季節差が大きい場所では、足元と防寒がとくに大切。アウトドアブランドのシューズや、必要なときだけ借りられるレンタルサービスを参考までに。

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