旅行中のホテルWi-Fi事情|快適にネットを使うコツ
チェックインして、荷物を置いて、Wi-Fiにつなごうとしたら全然つながらない。この瞬間のストレスは、旅先でトップクラスにきつい。
わたしたちは年間で20泊以上ホテルに泊まるけど、Wi-Fiで困った経験は片手では数えきれない。「最高の部屋なのにネットだけが残念」というパターン、本当に多い。
だからこそ、旅行のネット環境は「事前に準備しておく」に限る。ホテルWi-Fiの実態と、わたしたちが辿り着いた対策をまとめた。
こんなふたりにおすすめ:
- 旅先でもSNSや動画を快適に使いたい
- ホテルのWi-Fiが遅くてイライラした経験がある
- 海外旅行のネット環境をどうすればいいか悩んでいる
- リモートワークしながら旅行したい
ホテルWi-Fiの現実:よくある3つの問題
1. 速度が遅い
これが一番多い。チェックイン時に「Wi-Fi完備です」と言われて安心したのに、実際に使ってみると動画が止まる。ページの読み込みが遅い。
原因はだいたい「回線をホテル全体で共有している」から。宿泊客が多い週末やGWは、ひとりあたりの帯域が薄くなる。
わたしたちが泊まった某リゾートホテルでは、夜21時ごろからWi-Fiがほぼ使い物にならなかった。夫が「みんなYouTube観てるんだろうな」と苦笑い。InstagramのストーリーすらアップできないWi-Fiは、正直Wi-Fiと呼んでいいのか怪しい。
2. セキュリティが心配
ホテルのWi-Fiは共有ネットワーク。パスワードが「部屋番号+名前」みたいなパターンもあるし、ロビーのフリーWi-Fiはパスワードなしのことも。
通信が暗号化されていないWi-Fiでは、同じネットワーク上の第三者に通信内容を見られるリスクがある。クレジットカードの番号とか、ログイン情報とか、そういうものを入力するのはちょっと怖い。
わたしたちも以前、海外のホテルで「接続するとブラウザに謎のポップアップが出る」という経験をした。すぐに切断して、テザリングに切り替えた。あれはなんだったのか、今でもわからない。
3. つながらない・切れる
接続自体ができない、またはつながっても数分で切れる。これもある。
古い建物のホテルに多い印象。壁が厚くてルーターからの電波が届かないパターン。フロントに相談して、ルーターに近い部屋に替えてもらったこともある。
夫が「ネット環境でホテルの満足度が30%は変わる」と言っていたけど、冗談じゃなく本当にそう思う。
わたしたちの対策:3つの選択肢
選択肢1:モバイルルーター(ポケットWi-Fi)
専用のモバイルルーターを持ち歩く方法。わたしたちが国内旅行でメインに使っているのがこれ。
メリット:
- ホテルのWi-Fiに依存しない。自分専用の回線
- ふたりで同時に使える(5〜10台接続可能なものが多い)
- セキュリティが高い。自分だけのパスワードで暗号化
デメリット:
- 月額料金がかかる(3,000円〜5,000円/月)
- 充電が必要。バッテリーが8〜10時間くらいで切れる
- 荷物がひとつ増える
わたしたちはWiMAXを使っている。月額4,000円くらいで、データ量の上限なし。旅行だけでなく普段使いもできるので、自宅のWi-Fi代わりにもなる。
ただし、山奥や離島では電波が入らないことがある。阿蘇の山中で「圏外」になった時はちょっと焦った。都市部での旅行がメインなら問題ない。
選択肢2:スマホのテザリング
スマホのモバイル回線を使って、パソコンやタブレットをネットにつなぐ方法。
メリット:
- 追加の機器が不要。スマホだけで完結
- 設定がかんたん。すぐに使える
- 追加費用がかからない(データプランの範囲内なら)
デメリット:
- スマホのバッテリーがガンガン減る
- データ通信量を消費する。月間のギガが足りなくなる可能性
- 速度がモバイルルーターよりやや不安定
テザリングは「モバイルルーターを忘れた時の保険」としてよく使っている。ホテルのWi-Fiがダメな時にサッと切り替えられるのが便利。
ただ、動画をたくさん見るとあっという間にギガが飛ぶ。夫が旅行中にテザリングで映画を観て、月末にデータ制限がかかったことがある。「旅先でケチるところ間違ってない?」と言ったら無言だった。
選択肢3:eSIM(海外旅行向け)
海外旅行で最近主流になっているのがeSIM。物理的なSIMカードを入れ替えなくても、スマホの設定だけで現地の回線が使えるようになる。
メリット:
- 到着前にオンラインで購入・設定できる
- SIMカードの入れ替えが不要。なくす心配もない
- 料金が安い。韓国3日間で1,000円〜2,000円くらい
デメリット:
- 対応機種が限られる(iPhone XS以降、最近のAndroid)
- 電話番号での発着信はできない(データ通信のみが多い)
- 設定に慣れが必要。初めてだとちょっと戸惑う
わたしたちが韓国旅行で使ったのはAiralo(エラロ)というアプリ。3GB/3日間で800円くらいだった。到着してスマホの設定をオンにするだけで、すぐに4G回線が使える。
夫に「eSIMって何?」と聞かれて説明するのが大変だったけど、実際に使ったら「もうこれでいいじゃん」と秒で納得していた。SIMカードを抜き差しする手間がないのは確かに楽。
国内ホテルのWi-Fi速度:傾向と対策
ホテルのグレード別Wi-Fi事情
これまで泊まったホテルの体感をまとめると、こんな傾向がある。
ビジネスホテル(東横イン、ドーミーインなど):意外と速い。ビジネス利用者が多いので、Wi-Fi環境に力を入れている印象。ドーミーインは安定していることが多い。
シティホテル・リゾートホテル:ばらつきが大きい。新しいホテルは快適だけど、築年数が古いと厳しい。ロビーでは速いのに部屋では遅い、というパターンもある。
旅館・温泉宿:正直、期待しないほうがいい。特に山間部の温泉旅館は、そもそも回線が細いことが多い。わたしたちが泊まった某温泉旅館では、メールの受信すらもたつくレベルだった。
グランピング・コテージ:施設によって天と地ほど差がある。最近のグランピング施設はWi-Fiを売りにしているところもあるけど、山奥の施設は携帯電波すら怪しいことも。予約前に公式サイトでWi-Fi情報を確認するのが安全。
速度を少しでもマシにするコツ
- 5GHz帯のWi-Fiに接続する(SSIDに「5G」や「a」がついているもの。2.4GHz帯より速いことが多い)
- ルーターに近い部屋をリクエストする
- 混雑する時間帯(21時〜23時)を避ける
- 不要なアプリのバックグラウンド通信をオフにする
ちなみに、チェックイン前にホテルのWi-Fi速度を調べたい場合、口コミサイトで「Wi-Fi」と検索するのが手っ取り早い。Googleマップのレビューにも「Wi-Fiが遅い」等のコメントがけっこうある。
海外旅行のネット環境:わたしたちの結論
海外ホテルのWi-Fiは日本より不安定
韓国、台湾、タイなどアジアのホテルに泊まった経験から言うと、日本のホテルよりWi-Fiの品質にムラがある。有料Wi-Fi(1日1,000円〜2,000円)を別途請求するホテルもまだある。
わたしたちがバンコクのホテルに泊まった時、無料Wi-Fiの速度が1Mbps以下で、LINEの送受信すら厳しかった。フロントに聞いたら「プレミアムWi-Fiは1日500バーツ(約2,000円)です」と言われて、そっとテザリングに切り替えた。
海外でのおすすめ:eSIM+ホテルWi-Fiの二刀流
わたしたちの結論はこう。
- eSIMを出発前に購入・設定しておく
- ホテルのWi-Fiが速ければそっちを使う(ギガ節約)
- ホテルのWi-FiがダメならeSIMに切り替える
これで海外旅行のネット問題はほぼ解決する。
おすすめのeSIMサービスは、Airalo、Ubigi、Holafly(ホラフライ)あたり。渡航先によって料金が違うので、比較してみるのがいい。
夫は最初「海外でネットなんて使わなくてもいいじゃん」と言っていたけど、実際にGoogleマップが使えなくて道に迷った時に考えを改めた。「ネットがないと生きていけない」が正しい認識だと思う。
eSIMの設定はむずかしい?
初めてeSIMを使ったとき、正直ちょっと不安だった。でも実際にやってみると5分もかからない。
Airaloの場合、アプリをダウンロード→渡航先のプランを選ぶ→購入→QRコードをスキャン→スマホの設定でeSIMをオンにする。これだけ。現地に着いたら設定画面で「データローミング」をオンにすれば、すぐにつながる。
注意点は、eSIMを設定するにはWi-Fi環境が必要なこと。自宅で設定を済ませてから出発するのがベスト。空港のWi-Fiでもできるけど、空港のWi-Fiが遅くて焦った経験がある。
VPNは必要?
ホテルのフリーWi-Fiを使うなら、VPN(仮想プライベートネットワーク)の導入も検討したい。通信内容を暗号化して、第三者に覗かれるリスクを減らせる。
わたしたちはNordVPNを使っている。月額500円〜600円くらい。アプリを入れてワンタップで接続するだけなので、難しいことは一切ない。
特に、ホテルのロビーやカフェのフリーWi-Fiを使う時は、VPNをオンにする習慣をつけておくと安心。クレジットカード情報の入力とか、ネットバンキングとか、そういうのはVPNなしではやらないようにしている。
ただ、VPNを使うと通信速度がやや落ちる。元々遅いWi-Fiにさらにブレーキがかかるので、速度優先の時はオフにすることもある。そこは臨機応変に。
旅行のネット環境で気になったこと
良かったところ
- eSIMの登場で、海外旅行のネット環境は劇的に改善した
- 国内のビジネスホテルは、Wi-Fi環境がどんどん良くなっている
- VPNアプリが手軽になって、セキュリティ対策のハードルが下がった
気になったところ・後悔
- リゾートホテルや温泉旅館のWi-Fiは、まだまだ改善の余地がある
- もっと早くeSIMの存在を知りたかった。以前はレンタルWi-Fiを毎回借りていた
- VPNの設定を海外出発前にやっておくべきだった。現地でアプリをダウンロードしようとして手間取った経験あり
- モバイルルーターの充電を忘れて、旅先で電池切れになったことが2回ある
まとめ:ネット環境は「保険」として準備しておく
ホテルのWi-Fiに100%頼るのは、もうやめた。
国内旅行ならモバイルルーターかテザリングを保険に。海外旅行ならeSIMを出発前に設定しておく。これだけで、旅先のネットストレスはほぼゼロになる。
旅行の写真をその日のうちにSNSにアップしたい。翌日の予定をサクッと調べたい。そういう「ちょっとしたネット」が快適にできるかどうかで、旅の満足度はかなり変わる。
夫に「次の旅行、ネット環境の準備は任せた」と言われている。もう慣れたので、5分で終わる。
※ホテルのWi-Fi品質はサイトで星評価や口コミから判断しやすいです。一休.com・楽天トラベル・じゃらんで「Wi-Fi」関連の評価を比較してみてください。

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