※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。掲載情報はわたしたち夫婦の体験と執筆時点のものです。
熱海が「ちょっとした旅行」にちょうどいい
東京から新幹線で45分。「旅行」と気合いを入れなくても来られる距離に、温泉と海と美術館がそろっている街がある。
熱海は何度か通りすぎたことがあった。でも、ちゃんと泊まったのは今回がはじめて。1泊2日で歩いてみたら、思っていた以上にちょうどよかった。
パワースポットも、食べ歩きも、アートも、温泉も。ぜんぶ欲ばれるのに、どこか力が抜けている。そんな熱海の過ごしかたを、時系列で振りかえってみる。
こんなふたりにおすすめ:
- 週末に1泊で温泉旅行をしたい
- 観光もグルメも、のんびりも全部ほしい
- 東京から近場で「非日常感」を味わいたい
1日目午前|来宮神社で2,000年の大楠に会う
熱海駅に着いたのは午前10時すぎ。改札を出ると、潮のにおいがほんのりする。
まず向かったのは来宮神社。熱海駅からJR伊東線で1駅、来宮駅まで3分。駅から歩いて5分ほどで鳥居が見えてくる。
来宮神社は全国44社あるきのみや神社の総社。縁結びや商売繁盛のご利益で知られているけれど、わたしたちの目当てはひとつだけ。樹齢2,000年超の大楠だ。
大楠に圧倒される
境内を奥へ進むと、いきなり視界いっぱいに広がる巨木。幹まわり約24メートル、国の天然記念物で、日本でも2番目に大きな楠だという。
写真で見るのと実物は、まったくの別物だった。根元に立つと、自分たちがどれだけ小さいかがよくわかる。
夫がしばらく無言で見あげていた。「これは……すごいな」と、ぼそっとひとこと。ふだんあまり感動を口にしないひとなので、余計に印象にのこった。
大楠のまわりは遊歩道が整備されていて、ぐるっと一周できる。「幹を1周すると寿命が1年のびる」とも言われているので、もちろん2周した。
境内のカフェで一息
来宮神社には参道沿いにおしゃれなカフェスペースがある。テイクアウトでいただいた麦こがしのお団子がほんのり甘くて、参拝のあとにぴったり。
わたしは抹茶ラテ、夫はコーヒーを手に、ベンチでしばらくぼーっとした。朝の木漏れ日がきもちよくて、すでにこの時点で「来てよかった」と思えた。
滞在時間はカフェを入れて1時間ほど。混みあう前の午前中がおすすめ。とくに週末は参拝客が多いので、10時前後に着くのがいいと思う。
| 住所 | 静岡県熱海市西山町43-1 |
|---|---|
| アクセス | JR来宮駅から徒歩約5分/熱海駅から伊東線で1駅 |
| 参拝時間 | 9:00〜17:00(境内自由) |
| 駐車場 | あり(台数に限りあり。週末は近隣の市営駐車場も候補に) |
| 公式サイト | https://kinomiya.or.jp/ |
1日目昼|熱海銀座で食べ歩きランチ
来宮神社をあとにして、熱海銀座へ向かう。来宮駅から熱海駅にもどり、そこから海に向かって坂をくだると10分ほどで商店街に出る。
熱海銀座は昭和の雰囲気がのこるレトロな商店街。最近はリノベーションされたカフェや新しいお店も増えていて、古さと新しさが混在するおもしろいエリアだ。
まぐろ屋でひとくち丼
まず目に飛びこんできたのが、通り沿いの干物屋さんと海鮮のお店。わたしたちは商店街のなかにある海鮮系の食堂でミニまぐろ丼をいただいた。
赤身がぷりっとしていて、醤油をたらすと脂がじゅわっと光る。夫は「ランチはこれで充分」と言いながら、しっかり追加で鯵のたたきも頼んでいた。
食べ歩きのたのしみ
熱海銀座のいいところは、少しずつ食べ歩けること。わたしたちは干物の試食をしたり、蒸したてのおまんじゅうをほおばったり。
温泉まんじゅうは外側がふわっとしていて、中のあんこはしっかり甘い。ひとつが小さいので、食べ歩きにちょうどいいサイズ。
夫はスルメイカの丸焼きにつかまっていた。炭火で焼かれたイカの香ばしいにおいに抗えなかったらしい。「これ、ビールがほしくなる」と言いながらかじりついていた。昼からビールはさすがに我慢してもらった。
熱海プリンも忘れずに
商店街の一角にある「熱海プリン」はいつも行列ができている。レトロなガラスびんに入ったプリンは、見ためもかわいい。
味はなめらか系で、カラメルがほんのりビター。甘すぎないから、食べ歩きのしめにちょうどいい。
わたしはカラメルプリン、夫は抹茶プリンを選んだ。「どっちがおいしい?」と交換しあうのが、食べ歩きの定番になっている。
熱海銀座での滞在は1時間半ほど。お腹がいっぱいになったところで、次のスポットへ。
| 住所 | 静岡県熱海市銀座町 |
|---|---|
| アクセス | 熱海駅から徒歩約15分(坂をくだる) |
| 営業時間 | 店舗により異なる(多くは10:00〜17:00前後) |
| 定休日 | 店舗により異なる(水曜休みのお店が多い印象) |
1日目午後|熱海サンビーチ&親水公園を散歩
銀座商店街をぬけると、すぐに海が見える。熱海サンビーチだ。
ヤシの木が並ぶ海岸線は、どこか南国リゾートのような雰囲気。4月のこの日は泳ぐには早かったけれど、波打ちぎわを歩くだけでも気もちよかった。
砂浜はきれいに整備されていて、裸足で歩いてもさらさら。風がここちよくて、潮のかおりを胸いっぱいに吸いこんだ。
ムーンテラスでひと休み
サンビーチからそのまま海沿いを歩くと、親水公園のムーンテラスに出る。ここは地中海のリゾートを意識したデザインで、白い石畳とアーチがフォトジェニック。
「ここ、日本だっけ?」と夫がつぶやいた。たしかに、目の前に広がる青い海と白いテラスの組み合わせは、ちょっとした海外気分。
ベンチに座って、ふたりで海を眺めた。カモメが低く飛んでいて、遠くにうっすら初島が見えた。こういう、なにもしない時間がいちばん贅沢だなと思う。
ムーンテラスはライトアップもされるので、夜に来てもきれいらしい。わたしたちは翌日の予定もあったので、この日は明るいうちに楽しんだ。
| 住所 | 静岡県熱海市東海岸町 |
|---|---|
| アクセス | 熱海駅から徒歩約15分/熱海銀座から徒歩5分 |
| 利用時間 | 散策自由(ライトアップは日没〜22:00) |
| 駐車場 | 市営東駐車場が近い(有料) |
1日目夕方|温泉旅館にチェックイン
15時すぎ、いよいよこの旅のメインイベント。温泉旅館にチェックインする。
熱海には大型リゾートホテルから老舗旅館まで、宿の選択肢がとにかく多い。わたしたちは今回、海が見える温泉旅館を選んだ。
部屋に入った瞬間
部屋に案内されて、まず目に飛びこんできたのは窓いっぱいの海。相模灘がどこまでも広がっていて、思わず「わぁ」と声が出た。
夫はすぐに窓をあけて、「風がきもちいい」とひとこと。潮風と畳のにおいがまじって、旅館に来た実感がわいてきた。
荷物を置いたら、まずはお茶とお着きがし。旅館の和菓子ってどうしてこんなにおいしいんだろう。ほっと一息ついてから、浴衣に着がえた。
大浴場で温泉を満喫
熱海温泉の泉質は塩化物泉。海の近くらしい、しょっぱさがほんのりあるお湯だ。
大浴場は広々としていて、湯船につかると全身がじんわりあたたまる。露天風呂では、潮風を感じながらお湯に浸かれる。遠くの波音を聞きながらの温泉は、もうそれだけで来た甲斐がある。
夫は露天風呂から動かなかった。「あと5分だけ」を3回くりかえしていた。けっきょく1時間近く入っていたと思う。
わたしは内湯で半身浴をしたあと、脱衣所のマッサージチェアでだらだら。旅館のマッサージチェアは、家にあるのとは気分がちがう。
夕食は部屋食で
18時すぎ、部屋に夕食が運ばれてきた。テーブルいっぱいに並んだお膳を見て、ふたりでちょっと興奮した。
先付けの胡麻豆腐はクリーミーで、口のなかでとろけた。お造りは地魚が中心で、鯵がとびきり新鮮。コリっとした食感に、夫が「これは日本酒がいるな」とうれしそうに地酒を注文していた。
メインの金目鯛の煮つけは、身がふわっとほどけて、甘辛いタレがしみこんでいた。これが今回の旅でいちばんの「味」だったかもしれない。
最後のデザートまで食べおわったら、もう動けないくらいお腹いっぱい。「ごはん、もう一膳いけたな」と夫が言ったのには、さすがに笑った。
夜のサンビーチを少しだけ
食後の腹ごなしに、夜のサンビーチまで散歩した。ライトアップされたビーチは昼間とはまるで別の顔。青白い光に照らされた砂浜が幻想的だった。
夜風がすこし冷たかったけれど、それがかえって気もちよい。ふたりで波音を聞きながら、しばらくぼんやりした。
旅館にもどって、もういちど温泉に入り直した。夜の露天風呂は昼よりも静かで、星がいくつか見えた。最高の1日目だった。
2日目午前|MOA美術館で朝からアートに浸る
2日目は少し早起きして、朝食をしっかりいただいてからチェックアウト。荷物を熱海駅のコインロッカーに預けて、MOA美術館へ向かった。
熱海駅のバスターミナル8番のりばから「MOA美術館行き」に乗って約7分。バスの本数もそこそこあるので、あまり待たずに乗れた。
長いエスカレーターが前フリになる
MOA美術館に着いてまずおどろいたのが、入口からつづく長い長いエスカレーター。全長60メートルの7基のエスカレーターを乗りつぎながら、すこしずつ山の上へ登っていく。
途中の円形ホールには万華鏡のような天井アートがあって、ここだけで数分見入ってしまった。「美術館に入る前からもう展示が始まってる」と夫が感心していた。
国宝もさらっと飾ってある
MOA美術館は、国宝3件、重要文化財67件を含む約3,500点のコレクションを収蔵している。東洋美術が中心で、尾形光琳の「紅白梅図屏風」は教科書で見たことがある人も多いはず。
わたしたちが訪れた日は企画展をやっていて、じっくり見てまわると2時間はかかった。夫は陶芸のコーナーで立ち止まることが多くて、わたしは日本画に惹かれた。好みがわかれるのもおもしろい。
どの展示室も照明がやわらかくて、ゆったりとした空気が流れている。「美術館って、ふたりで来るのがいちばんいいよね」と夫が言った。めずらしくロマンチックなことを言うので、ちょっとおどろいた。
メインロビーからの絶景
MOA美術館で忘れてはいけないのが、メインロビーからの眺望。相模灘を一望できる180度のパノラマは息をのむ美しさだった。
初島、伊豆大島、遠くには房総半島まで見わたせる。天気のいい日は本当にどこまでも見える。この景色だけでも来る価値がある。
ロビーの大きな窓の前にベンチがあって、しばらくふたりで座っていた。美術作品をたっぷり見たあとに、自然の「作品」で締めくくれるのが、この美術館のすばらしいところだ。
館内のカフェでひと休み
館内にはレストランやカフェもある。わたしたちは和食のレストランでお茶をいただいた。窓の外にはきれいに手入れされた日本庭園が広がっていて、なんとも贅沢なひとときだった。
MOA美術館には2〜3時間はほしい。展示をさっと見るだけなら1時間半でもいけるけれど、カフェや庭園も楽しむならたっぷり時間をとったほうがいい。
| 住所 | 静岡県熱海市桃山町26-2 |
|---|---|
| アクセス | 熱海駅バスターミナル8番のりばから約7分(大人200円) |
| 開館時間 | 9:30〜16:30(最終入館16:00) |
| 休館日 | 木曜(祝日の場合は開館)、展示替え期間 |
| 入館料 | 一般2,000円/高大生1,400円/中学生以下無料 |
| 駐車場 | 200台(無料)9:00〜17:00 |
| 公式サイト | https://www.moaart.or.jp/ |
2日目昼|熱海駅前で最後のランチ
MOA美術館をあとにして、バスで熱海駅にもどる。帰りの電車まですこし時間があるので、駅前でランチにした。
駅前の海鮮丼で旅のしめくくり
熱海駅の周辺には海鮮のお店がいくつもある。わたしたちは駅前の商店街にある食堂で、海鮮丼をいただいた。
新鮮なネタがどっさり盛られた丼を前に、夫が「やっぱり最後も海鮮だよな」とにやり。熱海に来たら、海のものを食べずには帰れない。
鯵は身がしまっていて、噛むたびにうまみがじゅわっと広がる。えびはぷりっぷり。味噌汁のだしもきいていて、しみじみおいしかった。
駅前足湯「家康の湯」でラストひと浸かり
食後のデザート代わりに、熱海駅前の足湯「家康の湯」へ。無料で入れる足湯で、帰りの電車を待つあいだにちょうどいい。
お湯はけっこう熱め。足をつけた瞬間、「あつっ」と声が出た。でも、すこし慣れるとじんわりあたたかくて、旅の疲れがほどけていくようだった。
夫と並んで足湯につかりながら、「また来ようね」と話した。1泊2日で充分たのしめたけど、次はもう1泊してもいいかもしれない。
| 住所 | 静岡県熱海市田原本町(熱海駅前) |
|---|---|
| 利用時間 | 9:00〜16:00 |
| 料金 | 無料 |
| 備考 | タオルは持参がおすすめ(近くの売店でも購入可) |
2日目午後|お土産を買って帰路へ
足湯であたたまったあと、駅ビル「ラスカ熱海」でお土産を買った。
わたしのおすすめは、熱海の柑橘「橙(だいだい)」を使ったお菓子やドリンク。さわやかな酸味がくせになる。夫は定番の温泉まんじゅうと、干物の詰め合わせをかごに入れていた。
「干物、だれにあげるの?」と聞いたら、「自分で食べる」と即答。さすが。
帰りの新幹線で、ふたりして買ったお菓子をつまみながら「どこがいちばん良かった?」と振りかえった。夫は「温泉と金目鯛」、わたしは「来宮神社の大楠とMOA美術館」。見事にかぶらなかったけれど、どちらも「また行きたい」は一致していた。
このコースの予算めやす
参考までに、わたしたちの今回の旅でかかったおおよその費用をまとめておく。
| 項目 | ふたり分の目安 |
|---|---|
| 交通費(東京〜熱海 新幹線往復) | 約13,000円 |
| 宿泊費(温泉旅館1泊2食付き) | 30,000〜60,000円 |
| MOA美術館 入館料 | 4,000円(一般2名) |
| 食べ歩き・ランチ | 3,000〜5,000円 |
| お土産 | 2,000〜4,000円 |
| 合計 | 約52,000〜86,000円 |
宿のグレードによって大きく変わるけれど、5万円台からでもじゅうぶん楽しめる。わたしたちは一休.comで宿を予約した。じゃらんや楽天トラベルでもプランを比較できるので、チェックしてみてください。
持ち物・服装のアドバイス
1泊2日の熱海旅行で「持っていってよかった」と思ったものをまとめておく。
あると便利なもの
- 歩きやすい靴 熱海は坂が多い。来宮神社もMOA美術館もそこそこ歩く
- 小さめのタオル 足湯用。旅館のタオルを使ってもいいけど、駅前足湯で重宝する
- 羽織りもの 海沿いは風が強い日もある。春秋は1枚あると安心
- エコバッグ 食べ歩きのお土産や干物を入れるのに便利
服装のポイント
観光メインなので、動きやすいカジュアルな服装がいちばん。ただし、旅館の夕食ではすこしきちんとしたい気持ちもあるので、浴衣に着がえるタイミングを考えておくといいかも。
わたしは歩きやすいスニーカーとワンピースの組みあわせ。夫はいつもどおりのチノパンにシャツ。おしゃれよりも快適さを優先した。
良かったところ
- 来宮神社の大楠が圧巻 写真では伝わらないスケール。実物を見ると鳥肌がたつ
- MOA美術館の眺望が想像以上 美術作品もすばらしいけれど、ロビーからの景色だけでも行く価値あり
- 食のレベルが高い 海鮮は言うまでもなく、食べ歩きの小さなお店もおいしかった
- コンパクトにまわれる 主要スポットが近いので、1泊2日でも充分満足できる
- 温泉の泉質がいい じんわりあたたまるお湯で、肌がすべすべになった
気になったところ
- 坂が多い 熱海は海と山にはさまれた地形なので、移動はけっこうアップダウンがある。足腰に不安があるなら、タクシーやバスを活用したい
- 週末は混む とくに熱海銀座と来宮神社は、土日の昼すぎになると人が増える。午前中にまわるのがおすすめ
- MOA美術館は木曜休館 うっかり木曜日に計画を組むと、美術館に入れない。出発前にカレンダーを確認しておいたほうがいい
季節ごとのたのしみかた
熱海は季節を選ばず楽しめるけれど、それぞれの時期にちがった魅力がある。
春(3〜5月)
熱海桜は1月〜2月に咲くので、じつは3月にはもう終わっている。でも、春の熱海はあたたかくて散策にぴったり。海沿いの散歩がいちばん気もちいい季節。
夏(6〜8月)
サンビーチで海水浴ができる。夏の熱海は花火大会も多くて、旅館から花火が見えることも。ただし、宿の予約はかなり早めに。
秋(9〜11月)
観光客がすこし落ちつく時期。気温もちょうどよくて、食べ歩きも温泉もゆっくり楽しめる。個人的にはいちばんおすすめの季節。
冬(12〜2月)
熱海梅園の梅がきれい。温泉のありがたみもいちばん感じる季節。寒い日に露天風呂に入るあの幸福感は、冬ならでは。
モデルコースのタイムライン
最後に、わたしたちが実際に歩いたコースをタイムラインでまとめておく。
| 時間 | スポット | 所要時間 |
|---|---|---|
| 10:00 | 熱海駅 到着 | — |
| 10:15 | 来宮神社(大楠・カフェ) | 約1時間 |
| 11:30 | 熱海銀座で食べ歩きランチ | 約1.5時間 |
| 13:00 | 熱海サンビーチ&ムーンテラス散歩 | 約45分 |
| 14:00 | 旅館周辺を散策 | 約1時間 |
| 15:00 | 温泉旅館チェックイン | — |
| 15:30 | 大浴場・露天風呂 | 約1時間 |
| 18:00 | 旅館で夕食 | 約1.5時間 |
| 20:00 | 夜のサンビーチ散歩 | 約30分 |
| — 2日目 — | ||
| 8:00 | 旅館で朝食 | 約1時間 |
| 10:00 | チェックアウト → 熱海駅で荷物預け | — |
| 10:30 | MOA美術館 | 約2.5時間 |
| 13:00 | 熱海駅前で海鮮ランチ | 約45分 |
| 14:00 | 駅前足湯「家康の湯」 | 約20分 |
| 14:30 | ラスカ熱海でお土産 | 約30分 |
| 15:00〜 | 帰路 | — |
まとめ|熱海は「ちょうどいい旅」のお手本
1泊2日で熱海をめぐってみて、いちばん感じたのは「ちょうどよさ」だった。
東京から近いのに、ちゃんと旅行気分になれる。観光スポットは密集しているから、無理なくまわれる。温泉があるから、疲れもちゃんとリセットできる。
来宮神社の大楠に感動して、熱海銀座で食べ歩いて、MOA美術館でアートに浸って、温泉でとろける。たった2日間なのに、「あれもこれも楽しんだ」という満足感がしっかりあった。
夫は帰りの新幹線で「次は熱海で連泊してもいいな」と言っていた。わたしもそう思う。1泊でもじゅうぶん楽しめるけれど、知れば知るほど「もうちょっといたい」と思わせてくれる街だった。
週末、ふたりで「どこか行こうか」となったら。熱海、候補に入れてみてください。
熱海1泊2日の持ち物チェック|夫婦で足りなかった話
熱海に何度か通って、わたしたちが「これ忘れて困った」を学習したものを置いておきます。1泊2日の気軽さで、逆に油断しがちなのが熱海です。
- 濡れた水着やタオルを入れる袋 — 温泉宿と海辺のホテル、どちらに泊まっても「濡れたものを持ち帰る」シチュエーションが発生します。ビニール袋があると帰りのスーツケースが濡れません。
- 歩ける靴 — 熱海は坂の街。駅から商店街、温泉街まで、徒歩の坂道が多いです。ヒールやサンダルだと2時間目で後悔します。
- 小さなトートバッグ — 朝市や商店街でお土産を買うとどんどん増えます。別口のトートがあると、スーツケースを宿に置いたまま気軽に歩けます。
- 少し多めの現金 — 熱海の商店街は昔ながらのお店が多く、カード不可の店もちらほら。小銭入れに1万円くらい多めに入れておくと困りません。
- コンタクトの予備/メガネ — 温泉旅はコンタクトを外す時間が長くなります。わたしたちは夫婦で一度、「夜のコンタクトがなくて夕食に行けない事件」を起こしました。
- スリッパ代わりになる薄いルームシューズ — 古い旅館だとスリッパが合わないことがあり、夫がいつも苦労します。携帯用の薄いタイプを1足、念のため。
- 夫婦それぞれの本 — 熱海は「ちょっと読書をしたくなる」街です。宿の窓辺で読む1時間のために、薄い本を持っていくのがおすすめ。
熱海は気軽だからこそ、小さな装備で快適さがぐっと変わります。
✉ Saionのひとこま
夜の熱海、商店街で迷った話
熱海の宿にチェックインしたあと、夕方の商店街をぶらぶら歩いた。目的もなく、夫と「何食べようか」と話しながら坂を上ったり下りたり。
途中、小さな老舗の干物屋さんで試食を勧められて、店主のおじいさんと10分くらい話した。「うちは孫が継ぐかどうか、最近ずっと悩んでるんですよ」と笑いながら話してくれた。旅先で、こういう会話ができる街は多くない。
宿に戻る道で夫が「今日、いちばん記憶に残ったのは温泉じゃなくてあのおじいさんだな」と言った。わたしも同じだった。
旅はたぶん、泊まった場所じゃなくて、出会った人で覚えているのだと、熱海のあの夜に教えられた。
Saion独自スコア
わたしたち夫婦が泊まって/歩いて採点した、独自の評価軸です。
- 夫の感動度:★★★★☆ (海と温泉のセットは鉄板)
- 妻の満足度:★★★★☆ (商店街の食べ歩きが好き)
- 夫婦会話量:★★★★★ (1泊2日でも会話量が倍になる)
- アクセスの良さ:★★★★★ (新幹線で東京から40分は反則)
- 食事の満足度:★★★★☆ (海鮮とスイーツの振れ幅が好き)
- 再訪したい度:★★★★★ (季節を変えて何度でも)
よくある質問
熱海は東京から日帰りでも楽しめますか?
可能です。新幹線こだまで東京から約40分、駅周辺だけで温泉・グルメ・海の散歩が完結します。ただ、わたしたちは「温泉旅館に泊まって翌朝の海を見る時間」があるかないかで、記憶の濃さが全然違うと感じています。できれば1泊が断然おすすめです。
熱海海上花火大会の日は宿は取れますか?
花火大会の日(春と夏に複数回開催)は3ヶ月前には人気宿がほぼ埋まります。わたしたちも一度、花火の日を狙ったら宿が全滅で、結局翌週に変更しました。花火を目的にするなら半年前の予約がおすすめ。あるいは花火日を避けた週末の方が、宿選びの自由度は高いです。
駅から温泉街まで歩けますか?
熱海駅から海側の温泉街まで、徒歩10〜15分程度。坂道が多いので、スーツケースを持ったまま歩くのは正直しんどいです。わたしたちはタクシー(駅前にたくさん止まっています)か、宿の送迎バスを使うことが多いです。駅周辺の宿ならもちろん徒歩圏です。
熱海は大人のふたり旅に向いていますか?
熱海は昭和レトロと再開発の新しさが共存していて、カップルにも夫婦にも相性がいいと感じます。朝市や商店街の賑わいも楽しいですし、駅から少し離れた静かな宿に泊まれば「ふたりだけの時間」も確保できます。わたしたちは年に1回くらいのペースで通っています。
「潮の匂いと温泉の湯気が同じ街で混ざる」——熱海はそういう稀有な街です。どちらかを選ばなくていい贅沢が、わたしたちをこの街に引き戻し続けています。また、行きます。

コメント