夫婦旅行の持ち物リスト完全版|1泊2日〜3泊4日パッキング術

旅先で使って気に入ったものを、結局ふだんの暮らしでも使っている。

たとえば、旅行用に買った無印良品の吊るせるポーチ。
たとえば、ホテルのアメニティで出会ったシャンプー。
たとえば、パッキングのために買い足した圧縮バッグ。

わたしたちが旅の持ち物を見直すようになったのは、ある2泊3日の旅行がきっかけだった。「あれも必要かも」「これも念のため」と詰め込んだスーツケースが、帰りにはファスナーが閉まらなくなった。おみやげが入らない。夫がおみやげの袋を手に持って、よろよろ歩いていた姿が忘れられない。

あの日から、ふたりで持ち物リストをつくるようになった。

何十回と旅を重ねるうちに、「これは要る」「これは要らなかった」が少しずつ見えてきた。今回は、わたしたちが実際に使っている持ち物リストと、泊数別のパッキング術をまとめてみます。

こんなふたりにおすすめ:

  • 旅行のたびに荷物が多くなりがちなカップル・夫婦
  • 1泊2日から3泊4日の国内旅行が多いふたり
  • 「何を持っていくか」でいつも迷ってしまう人
目次

基本の持ち物チェックリスト

まずは、泊数に関係なく毎回持っていくものから。

わたしたちは出発前日の夜に、このリストをざっと確認するようにしている。慣れると5分もかからない。

貴重品・書類

アイテム ポイント
財布(現金・カード) 現金は1万円あれば安心。地方は現金のみのお店も多い
スマートフォン・充電器 ホテル予約の確認画面をスクショしておくと安心
モバイルバッテリー 地図アプリで電池が減るので必須
免許証(車移動の場合) レンタカーを借りる場合も忘れずに
保険証またはマイナ保険証 旅先での体調不良に備えて

衣類

アイテム ポイント
着替え(トップス・ボトムス) 泊数分。ボトムスは着回しで減らせる
下着・靴下 泊数+1セットが安心
パジャマ・ルームウェア ホテルに備え付けがあれば不要
羽織りもの 季節を問わず1枚。冷房・朝晩の冷え対策

洗面・スキンケア

アイテム ポイント
歯ブラシ・歯磨き粉 ホテルのアメニティが気になる人は持参
スキンケア一式 小分けボトルかトラベルサイズで
日焼け止め 春〜秋は必須。冬の雪焼け対策にも
ヘアゴム・ヘアピン 温泉やプール利用時にあると便利
シャンプー・コンディショナー こだわりがある人は持参がおすすめ

あると便利なもの

アイテム ポイント
エコバッグ おみやげ・コンビニ買い出しに活躍
ウェットティッシュ 食べ歩きのとき地味に助かる
ジッパー付きビニール袋 濡れたものや汚れものの仕分けに
常備薬 頭痛薬・胃薬・絆創膏を小さなポーチに
折りたたみ傘 晴れ予報でも1本あると安心

ここまでが基本セット。これだけあれば、1泊2日はもちろん、どんな旅行でも困ることはほぼない。

1泊2日のパッキング術

1泊2日は、荷物を最小限にできるいちばん気楽な旅。

わたしたちの場合、1泊2日ならスーツケースは使わない。リュックかトートバッグひとつで出かける。夫はリュック派、わたしはトートバッグ派。ここは毎回意見が分かれるけど、結局それぞれ好きなバッグで行く。

1泊2日のコツ:引き算の考え方

「もしかしたら使うかも」は、だいたい使わない。

わたしたちが1泊2日で実践しているのは、こんなルール。

  • ボトムスは履いていくもの1本だけ。ジーンズかチノパンなら1泊では洗わなくて大丈夫
  • トップスは着ていくもの+1枚。2日目に着替えるぶんだけ
  • パジャマは持たない。ホテルの館内着やルームウェアを使う
  • スキンケアはトラベルサイズのみ。1泊なら試供品サイズでも足りる
  • シャンプー類はホテルのものを使う。こだわりがなければ荷物が一気に減る

夫はこの「引き算」が得意で、毎回びっくりするほど荷物が少ない。リュックひとつにタオルハンカチと着替えとモバイルバッテリーだけ入れて「準備できた」と言う。さすがに少なすぎないかと思うけど、困っているところを見たことがない。

1泊2日の持ち物ボリューム目安

リュック(20〜25L)ひとつ、もしくはトートバッグひとつに収まるくらい。帰りにおみやげが増えることを想定して、エコバッグを1枚忍ばせておくといい。

わたしたちはいつも、帰りにその土地の食べものを買って帰るので、エコバッグは必須。夫がパン屋を見つけるたびに寄りたがるから、予想以上に荷物が増える。

2泊3日の追加アイテム

2泊3日になると、1泊2日のミニマル装備だけでは少し心もとない。

とはいえ、大きなスーツケースを引っ張り出すほどでもない。わたしたちは2泊3日なら、小さめのキャリーケース(機内持ち込みサイズ)か、大きめのボストンバッグを使っている。

2泊3日で追加するもの

アイテム 理由
着替え+1セット 2泊なので計2セットの着替えが必要
圧縮バッグ 衣類をコンパクトにまとめるとスペースが生まれる
洗濯ネット(小) 使用済みの下着をまとめて入れる。帰宅後そのまま洗濯機へ
延長コード or 電源タップ ホテルのコンセントが足りないことが意外と多い
サブバッグ(折りたたみ) 2日目の観光で荷物をホテルに預けて身軽に動く用

2泊3日のコツ:中日を身軽にする

2泊3日の旅行で大事なのは「中日(なかび)」の過ごし方。

1日目にチェックインして荷物を置く。2日目は観光メインになることが多い。このとき、サブバッグひとつで身軽に出かけられると、旅の満足度が全然ちがう。

わたしたちがよくやるのは、こんな流れ。

  1. 1日目:チェックイン → 近場を散策 → 夕食
  2. 2日目:サブバッグだけ持って終日観光 → ホテルに戻って温泉
  3. 3日目:朝食 → チェックアウト → おみやげを買って帰路

2日目に大きな荷物を持ち歩かなくていいように、サブバッグは必ず持っていく。夫は「荷物が軽いと歩ける距離が倍になる」と言っていて、たしかにそうだなと思う。

圧縮バッグのすすめ

2泊以上の旅行で、わたしたちがいちばん「持っていってよかった」と思うのが圧縮バッグ。

ファスナーを閉めるだけで衣類のかさが半分くらいになる。帰りは使用済みの服を圧縮して、空いたスペースにおみやげを入れられる。

はじめて使ったとき、夫が「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と本気で悔しがっていた。それくらい、一度使うと手放せない。

3泊4日の追加アイテム

3泊4日になると、さすがに「荷物をどう抑えるか」が旅の快適さを左右する。

わたしたちは3泊以上ならキャリーケース(機内持ち込みサイズ)を使う。それ以上大きいサイズは、国内旅行ではほぼ出番がない。

3泊4日で追加するもの

アイテム 理由
着替え+1セット(計3セット) 3泊ぶんの着替え。ボトムスは2本あると安心
洗濯用の小分け洗剤 中日に手洗いすれば着替えを減らせる
ハンガー(折りたたみ式) 洗ったものを干す用。ホテルのハンガーだけだと足りないことも
スキンケアのフルサイズ 3泊以上だとトラベルサイズでは足りなくなる場合あり
予備の靴(サンダルなど) 雨で靴が濡れたとき用。ホテル内での移動にも便利

3泊4日のコツ:途中で洗濯する前提で考える

3泊4日の荷物を3泊ぶんそのまま持っていくと、けっこうな量になる。

わたしたちの対策はシンプル。「途中で洗う」前提でパッキングする。

ホテルにコインランドリーがあれば使うし、なければ洗面台で手洗いする。薄手のTシャツや下着なら、夜に洗って部屋に干せば朝には乾いている。

この方法を取り入れてから、3泊4日でも機内持ち込みサイズのキャリーケースひとつで収まるようになった。

小分けの洗濯洗剤は、ドラッグストアで1回分ずつ個包装されたものが売っている。これを2〜3袋持っていくだけで、荷物が劇的に減る。

3泊4日のボトムス問題

1泊2日ならボトムス1本で足りる。2泊3日もギリギリ1本でいける。

でも3泊4日となると、さすがにボトムスも2本あったほうがいい。雨で濡れることもあるし、汗をかく季節なら衛生面も気になる。

わたしたちの解決策は、1本はジーンズやチノパンなどしっかりしたもの、もう1本は薄手で畳めるイージーパンツにすること。イージーパンツなら小さく丸めてもシワにならないから、荷物のかさが増えにくい。

夫はユニクロの感動パンツをヘビーローテーションしている。「軽い、シワにならない、そこそこちゃんとして見える」と、旅行のたびに絶賛している。たしかに便利なんだけど、3色も持っているのはどうかと思う。

わたしたちの実践例

ここからは、わたしたちが実際に旅行に持っていくアイテムを紹介します。

「夫のこだわり」と「わたしのこだわり」がけっこう違うので、それぞれ分けて書いてみます。

夫のこだわりアイテム

1. Anker PowerCore 10000(モバイルバッテリー)

夫は旅行中ずっとGoogleマップを開いている人なので、モバイルバッテリーは生命線らしい。Ankerの10000mAhを毎回持ち歩いている。

「スマホが切れたら旅行が終わる」が夫の口ぐせ。大げさだと思っていたけど、知らない街で地図が使えなくなったとき、たしかに焦った経験がある。

2. 無印良品のナイロン手付きポーチ

夫はスキンケアにはこだわりがないのに、ポーチにだけはこだわりがある。無印良品のナイロン手付きポーチに、歯ブラシ・ひげ剃り・整髪料をまとめて入れている。

「中身が見えるのがいい」と言っていたけど、要するにガサッと入れてパッと取り出せるのが好きなんだと思う。

3. ユニクロのウルトラライトダウンコンパクト

秋冬はもちろん、夏以外はだいたい持っていく。丸めると片手に収まるサイズになるから、カバンの隙間に入る。新幹線や飛行機の冷房対策にも使っている。

「これ1枚で体感温度が3度変わる」は夫の受け売りだけど、実際そのとおりだと思う。

わたしのこだわりアイテム

1. 無印良品の吊るせるポーチ(小物ポケット付)

これは本当に旅行の必需品になった。

スキンケア・メイク道具・ヘアアクセサリーを全部まとめて入れて、ホテルの洗面所に吊るすだけ。いちいち広げなくていいし、忘れ物もしにくい。

旅先で「あれどこに入れたっけ」がなくなったのが、地味にストレスフリー。今ではふだんのジム通いにも使っている。

2. 小分けボトル(100均のもので十分)

化粧水・乳液・クレンジングを小分けボトルに入れて持っていく。100均で買った30mlのボトルを何年も使い回している。

ポイントは、旅行のたびに詰め替えるのではなく、常に補充しておくこと。出発前に慌てて詰める必要がなくなるから、準備が楽になった。

3. 大判ストール

秋冬の旅行には必ず持っていく。防寒、ひざ掛け、枕カバーの代わり、日よけ。1枚で何役もこなしてくれる。

飛行機のなかでブランケット代わりにしたり、レストランの冷房がきつい時にさっと羽織ったり。移動中に丸めて枕にしていることもある。夫には「ストール依存症」と言われているけど、便利なものはしかたない。

ふたり共通のアイテム

ジッパー付きビニール袋(IKEAのICTAシリーズ)

これ、地味だけどいちばんおすすめしたいかもしれない。

濡れた水着を入れる。使った下着を分ける。おみやげのお菓子が割れないように保護する。温泉で使ったタオルを入れる。用途が無限にある。

IKEAのジッパーバッグは柄がかわいいから、そのままポーチ代わりにもなる。わたしたちはSサイズとMサイズを常に数枚ずつ持ち歩いている。

延長コード(3口タイプ)

ホテルの部屋で、枕元にコンセントが1口しかないことがけっこうある。スマホ2台+モバイルバッテリーを充電しようとすると、全然足りない。

1mくらいの短い3口の延長コードを持っていくようになってから、このストレスがゼロになった。軽いし、かさばらないし、家でも使えるし、持っていて損はない。

パッキングの手順とコツ

持ち物リストがあっても、詰め方がバラバラだとカバンの中がぐちゃぐちゃになる。

わたしたちが毎回やっているパッキングの手順を書いておきます。

前日の夜にやること

  1. リストをざっと確認する(スマホのメモアプリに保存してある)
  2. 天気予報をチェックして、雨具や羽織りを調整
  3. 衣類を圧縮バッグに入れる
  4. スキンケア・洗面用具をポーチにまとめる
  5. 充電関係を充電しておく(モバイルバッテリー・イヤホン等)

ここまでやっておけば、当日の朝は着替えて、ポーチとバッグを手に取るだけ。

夫はこの手順を「パッキングルーティン」と呼んでいて、最近は15分で終わるようになった。以前は前日の夜に「あれがない、これがない」と家じゅうを探し回っていたから、成長したなと思う。

詰め方のコツ

  • 重いものは底に。靴・洗面ポーチ・本など
  • 衣類は中央に。圧縮バッグごと入れるとまとまりがいい
  • すぐ取り出すものは上に。羽織り・折りたたみ傘・エコバッグ
  • すき間には靴下や下着を詰める。クッション代わりにもなる
  • 帰りの空きスペースを確保。片側をおみやげ用に空けておく

最後のコツが意外と大事。旅行の帰りは、行きより確実に荷物が増える。おみやげ、パンフレット、現地で買ったもの。行きの時点でパンパンだと、帰りが本当にたいへん。

荷物を減らす5つの考え方

リストを眺めて「多いな」と感じた人のために、荷物を減らすための考え方をまとめておきます。

1. ホテルにあるものは持っていかない

宿泊先のアメニティを事前に確認するだけで、荷物は減る。最近のホテルは、歯ブラシ・パジャマ・シャンプー類・ドライヤーはほぼ備え付け。

わたしたちは予約時にアメニティ情報を見て、「持っていかなくていいもの」をリストから外している。

2. 「念のため」は9割使わない

「もしかしたら寒いかも」「もしかしたら汚れるかも」。この「もしかしたら」で入れたものは、体感で9割使わない。

本当に必要になったら、コンビニやドラッグストアで買えることがほとんど。旅先で買うのも、それはそれで楽しい。

3. ふたりで共有できるものは1つにする

日焼け止め、虫よけスプレー、常備薬、延長コード。ふたりで使うけど、ひとつあれば十分なものは意外と多い。

わたしたちは「共有ポーチ」をひとつ作っていて、ふたりで使うものはそこにまとめている。

4. 服はコーディネートではなく着回しで選ぶ

旅行の服を「1日目のコーデ」「2日目のコーデ」と考えると、荷物が増える。代わりに「このトップスは、どっちのボトムスにも合う」と考えると、持っていく枚数が減る。

色はベーシックカラー中心にすると、着回しがしやすい。わたしは白・ベージュ・ネイビーのトップスをローテーションしている。

5. 旅ごとにリストを更新する

帰ってきたら「使わなかったもの」をメモする。これを3回くらい繰り返すと、自分たちに合ったリストが完成する。

わたしたちのリストも最初はもっと長かった。旅を重ねるたびに削って、今の形になった。

良かったところ

持ち物リストをつくってパッキングを仕組み化してから、旅行の準備がぐっとラクになった。具体的に良かったことをまとめます。

  • 準備のストレスが激減した。前日の夜に15分で終わるようになった。以前は2時間くらいかけていたのが嘘みたい
  • 忘れ物がほぼゼロになった。リストを見ながらチェックするだけだから、抜け漏れがない
  • 荷物が軽くなって旅先で動きやすくなった。とくに2日目・3日目の観光が快適になった
  • 帰りのおみやげスペースが確保できるようになった。夫がパン屋に寄っても大丈夫
  • ふたりで共有できるアイテムが明確になった。同じものを2個持っていく無駄がなくなった

気になったところ

一方で、荷物を減らしすぎて「やっぱり持ってくればよかった」と思ったこともある。正直に書いておきます。

  • パジャマを持っていかなかったら、ホテルの館内着が薄すぎて寒かった。冬場は薄手でもパジャマを1枚入れておくのが安心
  • シャンプーをホテル任せにしたら、髪がきしきしになった。こだわりがある人は小分けで持っていったほうがいい。わたしは最近、必ず自分のシャンプーを持参するようにしている
  • 圧縮バッグに頼りすぎると、シワになるものがある。ワンピースやシャツなど、シワが目立つ素材は圧縮しないほうがいい。失敗して、チェックイン後にアイロンを借りたことがある

荷物を減らすのは大事だけど、減らしすぎると快適さが落ちる。自分たちにとっての「ちょうどいいライン」を見つけるのが大切だと思う。

泊数別パッキング早見表

最後に、泊数別の持ち物をまとめておきます。

泊数 バッグの目安 着替え 追加アイテム
1泊2日 リュック or トートバッグ 1セット 基本セットのみ
2泊3日 小型キャリー or ボストンバッグ 2セット 圧縮バッグ・サブバッグ・延長コード
3泊4日 機内持ち込みサイズのキャリー 2〜3セット 小分け洗剤・予備の靴・折りたたみハンガー

ボトムスの着回しと途中の手洗いをうまく使えば、3泊4日でも機内持ち込みサイズのキャリーひとつに収まる。これがわたしたちの結論。

まとめ

パッキングは、旅の回数を重ねるほどうまくなる。

最初から完璧なリストなんてつくれない。「これは要らなかったね」「これ持ってくればよかったね」という会話を繰り返して、ふたりにとってのベストが見えてくる。

わたしたちのリストも、まだまだ更新中。新しい旅に出るたびに「あ、これ良かった」というアイテムが増えたり、「もう要らないね」と削ったりしている。

旅の準備は、旅の一部。

前日の夜、ふたりでリストを見ながら荷物をつめる時間が、じつはけっこう好きだったりする。「明日はなにを食べようか」なんて話しながら、旅はもう始まっている。

この記事が、あなたたちふたりの旅じたくのヒントになればうれしいです。

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